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2019年11月30日 (土)

アルディッティ四重奏団 演奏会

アルディッティ四重奏団の演奏会に行ってきた。
桜木町から紅葉坂にある神奈川県立音楽堂へ。
大学生のときに友人に誘われて、アルディッティの
バルトークの弦楽四重奏曲の演奏会を聞きに行って、
それ以来、ずっとファンなのである。25年以上も昔。


西村朗:弦楽四重奏曲 第6番「朱雀」(2017)
細川俊夫:パッサージュ(通り道)(2019)
ウォルフガング・リーム:Geste zu Vedova(2015)
ウォルフガング・リーム:弦楽四重奏曲 第3番「胸裡」(1976)


西村朗の凝縮された中にある緊張感の持続に感動して、
細川俊夫では、この音は好きだ!という感覚に満たされ、
そして後半、ウォルフガング・リームは、私は大好きで、
特に昔から聞いてきた弦楽四重奏曲 第3番は最高!


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終演後にサイン会があり、それを期待して持参した
ウォルフガング・リームのCDにサインをもらってきた。
昔のCDを持って行ったので、驚きで喜んでくれて、
アルディッティさん以外、メンバーが交代しており、
そこは恐縮だったのだけど、一応、演奏曲であり、
しかし他のメンバーも喜んで話題にしてくれたので、
入団前、同じようにCDを聞いていたのではないかと
勝手ながらそんなことを推察していた。それも含めて、
実に楽しい一日だった。本当に素晴らしい現代音楽。

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チコちゃんに叱られる

NHK「チコちゃんに叱られる」より

「クリスマスプレゼントを靴下に入れるのはなぜ?」
サンタクロースのモデルになったのは、4世紀頃の
セイント・ニコラウスで、キリスト教の教えを説き、
貧しい家に金貨を投げ込んだところ、干していた
靴下の中に入ったという伝説が元になっている。
日本では、サンタクロースは明治以降に知られ、
大正時代には、靴下に入れる文化が広まった。


「ピアノの鍵盤はなぜ白と黒か?」
一目で音がどこにあるかわかるようにするためで
象牙の白と黒檀の黒で色分けをしたが、象牙は
重く、高価であり、黒檀の鍵盤を大きくしたところ、
金持ちは見栄で象牙の白の鍵盤が多いのを望み、
現在のような白黒の鍵盤となった。1900年代には、
アクリル樹脂製の鍵盤が開発され、より普及した。


電車は「電動客車」の略。

「北海道の木彫り熊はなぜ代表的なお土産に?」
1960年代の所得倍増計画の時代、北海道は空前の
観光ブームで、農業が中心で雪の冬の産業として、
木彫り熊の生産が盛んになった。旧尾張藩士が多い
八雲町に徳川義親は欧州視察のベルンで見つけた
木彫りの熊を持ち帰り、新たな名産品として広めた。


「子供はなぜ肩が凝らないのか?」
筋肉に老廃物がたまると肩凝りが起こる。同じ姿勢を
とり続けていると冬場は体が縮こまり、大人は不自然な
姿勢をとって、体が歪んでしまうが、子供は落ち着きなく、
無駄な動きが多いので、同じ姿勢になることを回避して、
動くことによって、体や筋肉を柔らかくすることができる。

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2019年11月29日 (金)

鎌倉の風景 1~瑞泉寺

父のお参りに我が家の墓にはよく行っているが、
かわりに月村家の先祖の墓に行かなくなって、
今日は久しぶりに鎌倉の墓地に墓参りに行ってきた。


墓参を済ませて、少し先のさらに奥にある瑞泉寺へ。

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名勝指定された瑞泉寺境内の庭園である。

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紅葉はまだ早かったが、緑も美しい。

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2019年11月28日 (木)

小澤征爾 6

小澤征爾の指揮によるシカゴ交響楽団で
ルトスワフスキの管弦楽のための協奏曲
ヤナーチェクのシンフォニエッタを聞いている。
1970年6月26,29日にシカゴのメディナ・テンプルで収録。
ポーランドとチェコで東欧の作曲家による選曲なのだが、
現在では親しまれて、頻繁に取り上げられる作品でも
1970年にルトスワフスキを録音していたなんて驚いた。
いまでは思わないけど、当時は現代音楽だったのでは。
私が、ルトスワフスキのこの曲をはじめて聞いたのは、
ドホナーニのCDだったので、1990年頃だと思うけど、
そのときは全く知らなかった。それよりも20年も前に
小澤征爾が鮮烈な演奏を聞かせていて、感動である。
ヤナーチェクも大好きだし、この一枚は本当に最高だ。

Warner 0825646139514

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2019年11月27日 (水)

11月27日の感想

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昨日、叔父のところでお裾分けでもらってきた
上州名物の多助俵最中。塩原多助の最中である。
つまりこの俵型は、米俵ではなく、炭俵ということ。
箱の説明にあったのは、塩原太助の故郷に錦だが、
人名は塩原太助だけど、商品名は「多助」であり、
圓朝の残した落語もまた「塩原多助一代記」で
「太助」と「多助」の違いはどういうことなのか?

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2019年11月26日 (火)

11月26日の感想

朝早く家を出て、埼玉の叔父の家に行ってきた。
恒例の買い物に出かけて、これで年末は安心。


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高崎市新町のガトーフェスタ・ハラダ。
群馬限定のレーズンサンドのラスクも購入。


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埼玉県上里町の上里カンターレ。
もちろんここでは、バウムクーヘン。

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2019年11月25日 (月)

バイロイト音楽祭1961

バイロイト音楽祭1961からルドルフ・ケンペの指揮で
楽劇「ワルキューレ」より第3幕を聞いている。
1961年7月27日にバイロイト祝祭劇場におけるライブ録音。
冒頭の9人のワルキューレであるが、モノラル録音ながら
舞台を最大限に活用して、分散して歌っているようであり、
文字通り、ワルキューレたちが天空を飛び回っているような
音からでもそうした印象を受ける。近年の演出では、9人が
勢ぞろいして、一列になって歌っているような印象もあって、
いまさらながら、この方がいいのではないかと何となく思う。
今も昔も変わらないのでは、第2場へと進むところでの、
ウォータンが遠くから猛突進してくるような感覚で、それも
よく雰囲気が伝わってくる。ウォータンが怒り歌う場面では、
そのイメージも反映されて、ルドルフ・ケンペが豪快な音を
引き出している。こうした音は、この後のベームの響きにも
受け継がれていく気がするけれど、現在の感覚に比べて、
荒々しい激しさも際立つし、ドイツ的な渋さも健在である。
そして最後のウォータンのブリュンヒルデとの告別だけど、
ジェローム・ハインズはここで終わりであり、感動的だ。

ORFEO C 928613DR

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2019年11月24日 (日)

バイロイト音楽祭1961

バイロイト音楽祭1961からルドルフ・ケンペの指揮で
楽劇「ワルキューレ」より第2幕を聞いている。
1961年7月27日にバイロイト祝祭劇場におけるライブ録音。
第2幕への前奏曲が、低音域の鳴り方が不思議な感じで
なんとなく音が混濁している印象もあるのだが、そこは謎。
しかし歌が入るとスッキリと晴れ渡って、その後は大丈夫。
アルトリッド・ヴァルナイのブリュンヒルデが最初に登場して、
ウォータンのジェローム・ハインズが加わって、素晴らしい。
1961年の配役の特徴なのだが、ジェローム・ハインズは、
「ラインの黄金」と「ワルキューレ」でウォータンを歌って、
「ジークフリート」のさすらい人はジェームズ・ミリガンに、
またブリュンヒルデもここではアルトリッド・ヴァルナイで
「ジークフリート」の第3幕第3場で目覚めて以降は、
ビルギット・ニルソンが歌っている。第2幕になってから
ルドルフ・ケンペの音もしなやかになってきた気がする。

ORFEO C 928613DR

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2019年11月23日 (土)

バイロイト音楽祭1961

バイロイト音楽祭1961からルドルフ・ケンペの指揮で
楽劇「ワルキューレ」より第1幕を聞いている。
1961年7月27日にバイロイト祝祭劇場におけるライブ録音。
ルドルフ・ケンペの指揮は力強い響きで音楽を豪快に進め、
そんなに特別な個性を持ち込むようなこともなく、職人的で
目立った作り込みはないように思われる。モノラルなので
細かな表情付けはわからないだけかもしれないが、そこは
想像で聞いている。それに比べて、歌手はよく聞こえてくる。
鮮明であり、臨場感もある。ジークムントはフリッツ・ウール、
ジークリンデはレジーナ・クレスパンであり、第1幕後半は
いつもながら盛り上がって、管弦楽だけが残る終結だが、
テンポも一気に上がって、激しさと集中力は頂点に達して、
そこはルドルフ・ケンペの凄さであり、聞き入ってしまった。
58年前の録音なのに不思議なぐらい古さを感じさせない。
威厳と風格の響きであったクナッパーツブッシュに対して、
1960年代のリングにルドルフ・ケンペを起用したのには、
新鮮な感覚があふれていたのかもしれないと感じられた。

ORFEO C 928613DR

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2019年11月22日 (金)

11月22日の感想

夕方が早くなり、一年で最も日の短い季節である。
暦を調べると今日の日の入り時刻が16時32分、
この先、しばらくは三日で1分ずつ早くなって、
11月28日から12月4日が16時29分、
12月5日から7日の三日間が16時28分で、
今年の最も早い日没である。その先は長くなり、
12月8日から13日が16時29分、以後は、
二日で1分遅くなって、大晦日は16時38分。

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2019年11月21日 (木)

バイロイト音楽祭1961

バイロイト音楽祭1961からルドルフ・ケンペの指揮で
楽劇「ラインの黄金」より第3場と第4場を聞いている。
1961年7月26日にバイロイト祝祭劇場におけるライブ録音。
この1961年は二年目で歌手が充実しているといわれるが
神々とニーベルング族、第4場ではそこに巨人族も加わり、
緊迫感のあるやり取りに夢中になる。ミーメもいいのだが、
ゲルハルト・シュトルツェのローゲが、非常に勢いがあって、
知能犯を越えて、ここでの騙し合いを先導しているような、
何とも面白い。ウォータンはジェローム・ハインズであり、
やはり存在感があるが、第1場に続いて、アルベリヒが、
今度は策略にはまり、哀れな存在となって、その悲劇を
恨みに込める、復習を誓う役だが、オタカール・クラウスが
圧倒的な感じで聞き惚れてしまう。歌はみんな素晴らしい。
ルドルフ・ケンペが力強い響きで、想像と少し違っていたが、
迫力で畳みかけるように、音楽もすべてが感動的である。

ORFEO C 928613DR

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2019年11月20日 (水)

バイロイト音楽祭1961

バイロイト音楽祭1961からルドルフ・ケンペの指揮で
楽劇「ラインの黄金」から前半の第3場までを聞いている。
1961年7月26日にバイロイト祝祭劇場におけるライブ録音。
戦後バイロイトでカイルベルトやクナッパーツブッシュに続き、
1960年から1963年の4年間、指環を指揮したのがケンペで
昔から憧れだったのだが、この1961年の録音がCDになり、
それから時間が経ってしまったけれど、今年の締めくくりに
ルドルフ・ケンペによる「ニーベルングの指環」を聞いていく。
1961年なので、もちろんモノラル録音だが、音は聞きやすく、
特に歌手は鮮明で、劇場の構造上の理由もあると思うが、
管弦楽はちょっと遠い印象がある。しかしケンペの音作りは、
力強く、重量感のある音色が聞こえてくる。ラインの場面で
冒頭のアルベリヒだが、オタカール・クラウスが素晴らしい。
ちょっとフィッシャー・ディースカウの声に似ている印象だ。
ケンペの指環では、4年間、アルベリヒをずっと歌っていた。
でも思ったのは、ケンペの音は、あまり時代的な感じがなく、
こういう言い方をすると怒られてしまいそうだが、50年代の
クナッパーツブッシュの歴史録音のような雰囲気とは違い、
つまりケンペは、いまに通用するし、現在とも変わらない。
この時代、サヴァリッシュやケンペが、バイロイト音楽祭に
新風を吹き込んでいたのかも。この後でベームの指環は
昔からたいへん有名だが、マゼールに興味があるのと
もうひとつは、スウィトナーの録音をCD化してほしい。

ORFEO C 928613DR

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2019年11月19日 (火)

小澤征爾 5

小澤征爾の指揮によるシカゴ交響楽団で
バルトークの管弦楽のための協奏曲
コダーイのガランタ舞曲というハンガリーの作品。
1969年6,7月にシカゴのメディナ・テンプルで収録。
昨日のシェエラザードと同じときの録音だが、そちらは
ボロディンとロシアの選曲で、こちらはハンガリーであり、
そして民族色が強いという特徴がある。50年前になるが、
バルトークの音作りという点ではいまよりも激しい印象で、
明瞭な解像度に関しては小澤征爾の好みかもしれない。
コダーイはまた少し雰囲気が違って、民謡風が美しく、
バルトークとコダーイの民族色って、日本人は好きだ。
小澤征爾がそう聞かせてくれて、共感があるのかも。

Warner 0825646139514

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2019年11月18日 (月)

小澤征爾 4

小澤征爾の指揮によるシカゴ交響楽団で
R.コルサコフの交響組曲「シェエラザード」
ボロディンの歌劇「イーゴリ公」~だったん人の踊り
1969年6,7月にシカゴのメディナ・テンプルで収録。
小澤征爾の初期の録音で、このとき33歳である。
1970年代前半のサンフランシスコでの活動とその後の
ボストンでの地位を築く前の時期にシカゴでの録音が
いくつも残されていたのであり、興味ひかれてしまう。
雄大にたっぷりと鳴らすところはロシア的ともいえるが、
小澤征爾の音作りってもっと繊細で、細やかなところへ
配慮があって、アラビアンナイトの世界に日本の民話や
地方に残る伝承のような儚さが盛り込まれている印象、
日本人ならば、必ず共感のある情景、音の風景である。
だったん人の踊りも入っているし、実に魅力的な選曲。

Warner 0825646139514

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2019年11月17日 (日)

キース・ジャレット 26

1977年のキース・ジャレットを聞いている。
ECMのMy Songでオスロでのスタジオ録音。
Questar, My Song, Tabarka, Country,
Mandala, The Journey Home
1977年11月にオスロのタレント・スタジオで収録。
ヨーロピアン・カルテットであり、ヤン・ガルバレク、
パレ・ダニエルソン、ヨン・クリステンセンが参加している。
親しみやすさを求めたのかもしれないが、どうも緩い。
私的に好きなのは、5曲目のMandalaで、混沌として、
ぐちゃぐちゃな感じがたまらない。エネルギーの発散。
ヨーロピアン・カルテットは洗練された音で透明感だ。
いろいろな方向性や可能性も示されているけれど、
大人の雰囲気でやりたい放題の滅茶苦茶がない。
1977年から79年は、ヨーロピアン・カルテットの
録音が連続して残されており、集中的に聞きたい。

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2019年11月16日 (土)

チコちゃんに叱られる

NHK「チコちゃんに叱られる」より

「太ると知りながらご飯を食べちゃうのはなぜ?」
ご飯を食べると甘みを感じる。成分のほとんどは
でんぷんであり、口の中でだ液の消化酵素により
糖に分解される。糖はエネルギー源で、より多く
吸収するため、糖の味覚に人は幸福感を覚える。
脳内でβエンドルフィンが出て、おいしさを感じ、
ドーパミンが分泌されると食欲増進につながる。
人類は火を得て、焼くなどの調理方法を知り、
食べ物の甘みをおいしいと思うようになった。


「時代劇の時代ってなに?」
明治32年(1899)、はじめての映画が撮影され、
歌舞伎や講談などの物語による旧劇映画と
海外作品や人気文学による新劇映画があった。
1920年頃、松竹蒲田撮影所の野村芳亭監督と
脚本家の伊藤大輔によって、新しい旧劇作りが
はじまった。その当時は無声映画であったが、
カットの割り方や撮影方法を工夫し、セリフは
字幕表示として、また女形を廃止し、女の役を
女性が演じて、旧劇ではなく、新しい時代を
切り開く新時代劇が完成した。次々に作られ、
転じて時代劇となり、新しい表現とその時代の
社会的テーマが、作品にもり込まれていった。


「なぜ冬にインフルエンザが流行するのか?」
ウイルスは宿主の体内に入り、細胞内でコピーを
増やし、増殖と寄生を繰り返している。ウイルスは
種類により、寄生する動物というのが決まっており、
インフルエンザウイルスは水鳥に寄生するとされる。
鳥の糞と共に水の中に排出され、それを吸収して、
水鳥によって、世界的に拡散される。ウイルスは
突然変異により他の動物にも寄生するようになり、
コピーエラーと交雑を繰り返して、元のウイルスとは
別のウイルスとなってブタから後に人間の体に入る。
冬は乾燥しているので、咳やくしゃみの粒子に乗り、
空気中にとどまりやすく、飛まつ感染をしやすい。
また日光を浴びると体内ではビタミンDが作られ、
免疫力が向上するが、冬は日照時間も短くなって、
ビタミンDが減少し、体の免疫力も落ちてしまう。

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2019年11月15日 (金)

11月15日の感想

先日、サンタ・マリア・ノヴェッラという
フィレンツェの修道士が作ったのが元の
イタリア製の歯みがき粉をいただいた。
これがすごくいい。歯がつるつるになる。
やっぱり高級品はそれだけの価値があって、
いいものを覚えてしまうとやめられない。
日頃は普通の歯みがきで、ときどきこれで
きれいにすれば、しばらくそれが持続する。

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2019年11月14日 (木)

ダニエル・バレンボイム 39

ダニエル・バレンボイム指揮シュターツカペレ・ベルリンで
ブルックナーの交響曲 第1番 ハ短調(1866リンツ稿)
2012年6月にウィーン楽友協会大ホールでライブ収録。
バレンボイムの新しいブルックナー交響曲全集からで
残っている2012年の第1番から第3番を聞いていく。
非常に表情豊かに聞かせて、こんなに面白かったっけと
バレンボイムの実に作り込んでいる表現の素晴らしさと
いまさらながら発見も多いのであり、これは感動的だ。
バレンボイムのブルックナーへの愛情が伝わってきて、
こちらもそこに共感を覚える。後の改訂(1890)ではなく、
初期の特徴を表す1866年のリンツ稿が用いられており、
そこにバレンボイムの考え方が出て、豊かな仕上がりだ。
引き締まって、神聖な響きを前面に押し出すのも多いが、
バレンボイムは純粋に音楽の美しさを引き出し、もちろん
神聖な瞬間もところどころ存在して、いま最も理解が深い。

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2019年11月13日 (水)

第300回 柳家小満んの会

13日の小満んの会で夕方から日本橋へ。
横浜で先の東海道線に乗って、品川で横須賀線に
乗り換えようとしたら、川崎の手前で緊急停止、
少しして運転再開したのでよかったが、焦った。
途中で止まってしまったら身動きが取れない。


林家木はち「子ほめ」
柳家小満ん「穴泥」
柳家小満ん「菊模様皿山奇談~松枝宿」
柳家小満ん「三枚起請」


今回の三席で共通なのは「三枚起請」からの連想で
「約束」かと。「穴泥」では、三円の金ができるまで、
家に戻ることができない。その三円に意味がある。
そこが女房との約束なのである。続く「松枝宿」では、
仇討ちというのが、本懐を果たすまでの約束であり、
またここで「初七日が過ぎるまで」という約束もある。
そして「三枚起請」では、起請文の存在が噺の柱だ。
「穴泥」は掛取り対策の年末版で、好きな噺である。
祝いの後のお店に上がり込んで、飲み食いをして、
酔っぱらって、子供をあやすところは絶品であった。
頭の代わりに助で来るのは、横浜の兄さんではなく、
今日は品川で、やはり威勢ばかりでどこか頼りない。
続く「松枝宿」は圓朝作「菊模様皿山奇談」の一席、
全十五回のうちの第十話(十日目)だそうである。
この「菊模様皿山…」という題名は知っていたのだが、
もちろん聞いたことはない。正蔵師匠の録音があり、
そちらは聞いたこともあるのだけど、どこの場面か、
忘れてしまった。最後はやはり仇討ちになるようで、
いかにも圓朝作品。そこで今日の噺だが、勝山藩の
御家騒動だそうで、仇討ちの旅を続ける姉と弟だが、
追っていた相手は冤罪であり、御家の一大事を知り、
弟と姉は別れて、江戸へ戻る途中、軽井沢から
碓氷峠を越え、松枝宿での一幕である。供の者が
風邪をこじらせ、亡くなり、初七日まで逗留の姉を
宿屋の息子が横恋慕し、六日目の晩、蚊帳の中に
忍び込んだ息子を金に目が眩んだ宿屋の親父が、
娘と間違え、誤って殺してしまうという結末である。
宿屋の主もその息子も抜けた田舎者で、娘の方は
辛く当たるお嬢様であり、どういう話になるのかと
不思議な思いで聞いていたのだが、最後に死人で、
圓朝っぽくなった印象である。「松枝宿の子殺し」。
前の話がわからないので、仇討ちの姉弟の人物像、
どういう人柄なのかもわからないので、どうしても
難しい。時間をかけて、長く続きを聞いてみたいが、
この噺はなかなか聞けない。師匠も演っていない。
現在は中山道の松井田宿で知られるが、江戸の
浮世絵に「松枝ともいふ」とあるらしく、松枝宿だ。
仲入り後はお馴染みの「三枚起請」で、以前にも
師匠で聞いているけれど、今日は一層楽しかった。
「松枝宿」を終えて、ホッとして、解放された感じか。
喜瀬川が品川にいたころから三年通っているのは、
棟梁ではなく、経師屋の清公で、二十円を妹に借り、
その親切で書かせた起請文の件とまとまっている。
喜瀬川にいいように騙される男三人とその仕返しで
嫌な話になりそうなものだけど、そんなことはなくて、
「三枚起請」って本当に面白い。よくできた噺である。
ということで、次回は1月13日(月・祝)の第301回、
「藪入り」「お祭左七」「天狗裁き」の三席。楽しみだ。

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2019年11月12日 (火)

11月12日の感想

日本橋の壺中居へ川瀬忍さんの展覧会に行ってきた。
今回の出品はすべてお茶碗で、姿にも色にも感動する。


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銀座まで少し歩いて、スイスの元祖カツカレーを食べて、
東銀座から都営浅草線で帰ってきたのだが、思い付きで
泉岳寺で途中下車をして、泉岳寺の赤穂義士の墓参り。

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2019年11月11日 (月)

バイエルン放送交響楽団

マリス・ヤンソンス指揮バイエルン放送交響楽団で
マーラーの交響曲 第1番 ニ長調「巨人」
2007年3月1,2日にヘルクレスザールで収録。
素晴らしい演奏だ。録音が優秀で距離感や陰影、
濃淡、細やかな表情付けまで、実に精密である。
ヤンソンスの音は、ここでもスッキリと透明であり、
しかし表現の描き込みに関しては、何とも濃密だ。
繊細な響きにこだわって、濃厚な印象にはならず、
これまで通りの明瞭で、研き抜かれた仕上がり。
それにしても響きが美しい。この輝きは圧倒的。
ヤンソンスの「巨人」は、オスロフィル(1999年)、
ロイヤル・コンセルトヘボウ(2006年)に続いて、
3種類目である。時期的にはコンセルトヘボウと
重なっているが、かつての録音は聞き直さないと
ハッキリしたことはいえないが、思い出したけど
20年前の録音となるオスロフィルの演奏でも
その当時、非常に感動したのであった。そうだ。
この2007年の演奏も最高。すると近年のが、
聞きたくなってしまう。すでに10年以上が経過。

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2019年11月10日 (日)

キース・ジャレット 25

1976年のキース・ジャレットを聞いている。
サンベア・コンサートから11月18日の札幌公演。
1976年11月18日に札幌厚生年金ホールで収録。
日本ツアーの最終日であり、サンベア(日熊)という、
この由来となったのが札幌についての話なのである。
全体に穏やかな時間で、破壊的な瞬間はないのだが、
美しい響きに歪みが表れ、調性が崩れていく様子は、
不安であり、混沌としているのであり、しかしそれこそ、
天才的な要因が宿っている気がして、感動的である。
追い詰められている感覚や激しい緊迫感がなくなって、
それは集中力が落ちているということでは決してなくて、
より自然体にキース・ジャレットの中から湧き出てくる、
音楽、旋律、さらには音そのものが素直に鳴りだして、
その時間や空間を録音が見事に捉えて、夢中になる。
全8公演の内、11月6日の福岡、10日のNHKホール、
16日の横浜が未発表となっているのだが、気になる。
勝手な推測だが、NHKホールと神奈川県民ホールだと
会場が大きいので、他と少し様子が違っているのかも。

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2019年11月 9日 (土)

チコちゃんに叱られる

NHK「チコちゃんに叱られる」より

「マツタケはなぜ高い?」
1965年には1291トンの収穫があり、安かったが、
2016年には69トンに減って、高くなってしまった。
マツタケの菌糸とアカマツの根がひとつとなって、
シロが形成され、アカマツの木のまわりに生える。
落ち葉や枝で栄養が多い場所では、マツタケは
生存競争に勝てず育たない。昔は燃料として、
落ち葉を集めていたが、プロパンガスの普及で
拾わなくなり、土の栄養がよくなって、生育環境が
整わなくなってしまった。よって収穫は減少した。


「観光地の土産はなぜペナントだった?」
昭和31年、鎌倉市で間勇さんが間タオルを創業。
昭和33年、巨人の長嶋が新人王になり、野球場で
バックスクリーンに上る勝利の証のペナントを見て、
観光地の絵の入っているペナントを売り出すことを
思い付いた。復興のシンボルである東京タワーの
ペナントは、観光ブームにのって、大ヒットした。
※ 間勇さんの妻、栄子さんは、母の中学の友達で
チコちゃんを見ていて、栄子ちゃんだとビックリ!


「砂漠はなぜできるのか?」
砂漠はほとんど雨が降らず、乾燥している地域。
雨を降らせる雨雲が、そこにたどり着けない。
アフリカのサハラ砂漠は、熱帯地域の雨雲が、
熱帯で雨を降らせ、乾燥した空気が亜熱帯地域に
流れ込む「亜熱帯砂漠」である。中央アジアの
タクラマカン砂漠は、海から遠く離れているため、
雨雲がたどり着けない。「大陸内部砂漠」である。
北アメリカのモハーベ砂漠は海との間に山があり、
雨雲が山脈を越えることができない「雨陰砂漠」。
アフリカのナミブ砂漠は、水温の低い海からの
霧が通り抜けるだけの「冷涼海岸砂漠」である。

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2019年11月 8日 (金)

鷲神社 一の酉

今年も酉の市で浅草鷲神社に行ってきた。
立冬が一の酉だが、快晴で昼間は暖かい。


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金曜日で行列も少なめで、すぐにお参りできた。
令和元年記念の熊手御守りをいただいてきた。


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商売繁盛、家内安全の掛け声を聞きながら
熊手を楽しんできた。酉の市のこの空気は好き。


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志ん橋師匠と小燕枝師匠の(売約済)熊手。

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2019年11月 7日 (木)

タカーチ四重奏団 2

タカーチ四重奏団でシューベルトを聞いている。
弦楽五重奏曲 ハ長調 D.956
弦楽四重奏曲 ハ短調 D.703「四重奏断章」
2012年5月18-21日にワイアストン・エステイトで収録。
チェロのラルフ・カーシュバウムが参加している。
録音の特長かもしれないけれど、左右の分離がよくて、
非常にシンフォニックな仕上がり。音も研ぎ澄まされて、
もちろん美しい響きであり、感動的なシューベルトだ。
シャープではあるが、歌にあふれて、豊かさが魅力。
ゆったりと穏やかな表情と対比から生まれる激しさで
実に緊張感のある展開は、現代の最高峰という印象。

hyperion CDA67864

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2019年11月 6日 (水)

リッカルド・ムーティ 27

ムーティ指揮フィルハーモニア管弦楽団で
ヴェルディの歌劇「ナブッコ」から第3幕と第4幕。
1977年7月10-20日と1978年2月5-8日に
ロンドンのキングズウェイ・ホールで収録されている。
「ナブッコ」は音楽が素晴らしい。若々しい輝きであり、
ヴェルディの後年の深みのある暗さや渋さはないが、
何より聞いて楽しい。それに比べて、物語はというと
国同士の争いや王位継承をめぐる騒動というのは、
よくわかるけれど、そこに旧約聖書の理解がないと
どうしても表面的で、踏み込めないのは残念である。
最後の場面で第4幕第2場は、神を讃えるところで
厳粛な空気となって、威勢のよかったアビガイッレが
許しを乞いながら死んでいくところは感動的である。

Warner 0190295945886

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2019年11月 5日 (火)

リッカルド・ムーティ 26

ムーティ指揮フィルハーモニア管弦楽団で
ヴェルディの歌劇「ナブッコ」から第1幕と第2幕。
1977年7月10-20日と1978年2月5-8日に
ロンドンのキングズウェイ・ホールで収録されている。
毎回、書いているが、ムーティのきびきびとした音が、
圧倒的鮮やかさで切れ味のいい展開がたまらない。
何という力強い響きで合唱の迫力にも大興奮である。
ヴェルディの初期の傑作で大成功を収めた作品だが、
この「ナブッコ」の物語は、旧約聖書からの出展で
なかなか理解が難しい。音楽はすぐに引き込まれる。
「ナブッコ」は溌溂として、明るい活気を基調として、
音楽の魅力が全開である。物語の感じからすると
もっと暗く、陰気な展開になってもおかしくないのだが、
ヴェルディの若々しい音楽があふれ出てくる感じだ。
ムーティもそれにぴったりで、本当に気持ちがいい。

Warner 0190295945886

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2019年11月 4日 (月)

バイエルン放送交響楽団

マリス・ヤンソンス指揮バイエルン放送交響楽団で
ワーグナーの歌劇「タンホイザー」序曲、
歌劇「ローエングリン」~第1幕への前奏曲、
楽劇「神々の黄昏」~ジークフリートのラインへの旅
2009年3月16日にルツェルン文化会議センター、
楽劇「トリスタンとイゾルデ」~前奏曲と愛の死
2007年4月26,27日にヘルクレスザールで収録。
緻密なコントロールと研き抜かれた響きの美しさで
まさにコンサートの仕上がりだが、これは素晴らしい。
逆にいえば、演奏会形式で楽劇の全曲を録音して、
「ワルキューレ」の第1幕など聞けたら、なんと幸せ。
「ジークフリートのラインへの旅」を聞いていると
そのまま第1幕へと続けてほしいと思ってしまう。
「トリスタンとイゾルデ」はヘルクレスザールでの
通常の演奏会だが、繊細な音色ながら、音楽は
ゆったりと大きな流れで、ワーグナー的である。

BR 900903

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2019年11月 3日 (日)

チコちゃんに叱られる

NHK「チコちゃんに叱られる」より

「富士山の頂上ってなに県?」
富士山頂には県境がなく、なに県でもない。
八合目より上は富士山本宮浅間大社の私有地で
古くから富士山火口には神様がいると考えられ、
富士講の人々は散銭を行い、火口が賽銭箱である。
1897年には、富士山頂の境界調査が行われたが、
山梨県と静岡県の間で折り合いが付かなかった。
県境、区境等のない境界未確定地は、全国にある。


「うどんのコシってなに?」
うどんのコシは、含まれるたんぱく質の網の目である。
小麦粉のたんぱく質でグルテニンは弾力、反発力があり、
グリアジンは粘りか強く切れにくい。それらが結び付き、
網目状のグルテンができる。うどんの10%がグルテン。


「差し入れってなに?」
土産(とさん)は、土地の産物を贈り物することで、
品物を見て差し上げることを「見上げ」といい、
それらが合わさって、「土産(みやげ)」となった。
それに対して、差し入れとは、監獄の罪人に隙間から
物を入れることであった。閉じ込められている人に
物を渡すことで、その後、花柳界や寄席、芝居小屋、
仕事で身動きできない人に渡す物をいうようになった。

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2019年11月 2日 (土)

東京の風景から 105~羽田空港

三連休の初日だが、羽田空港に行ってきた。
旅行ではなく、飛行機が見たくなって…である。


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夕方の第1ターミナルでJALの国内線。

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第2ターミナルに移動して、ANAの国内線。

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2019年11月 1日 (金)

キース・ジャレット 24

1976年のキース・ジャレットを聞いている。
サンベア・コンサートから11月14日の東京公演。
1976年11月14日に中野サンプラザ・ホールで収録。
これだけの短期間に集中して、日本の各都市を廻り、
連日のソロ・コンサートで、キース・ジャレットの演奏も
滑らかに技も優って、手慣れている感もあるのだが、
それは聞く側にとっても同じことであり、器用なよりも
苦悩や格闘の中に生み出される方が衝撃度も高く、
その点では安定感がある。第1部は盛り上がって、
高揚の中で、前半の音楽を終えるのは素晴らしいし、
第2部は最後に破壊が存在して、そこは感動した。
この後、11月16日が神奈川県民ホールであり、
最後が11月18日の札幌で厚生年金会館である。

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