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2019年12月15日 (日)

黒門亭で正朝・時蔵・小満ん

小満ん師匠が出演で黒門亭へ年末で「富久」。
日曜の午後なので、余裕をもって出掛けて、
順調に到着。開場前の行列もそろそろ寒い。


第2部
三遊亭ごはんつぶ:道灌
三遊亭粋歌:嫁の話がつまらない
春風亭正朝:蔵前駕籠
林家時蔵:不精床
柳家小満ん:富久


粋歌さんのは、企画で文吾さんのために作ったという
新作で「嫁の話がつまらない」であった。文吾さんだと
旦那から嫁さんへの男性目線になるのであろうが、
粋歌さんの場合、もちろん喋り続ける奥さんの描写が、
いきいきと描き出されるので、リアルな感触がいい。
正朝師匠の「蔵前駕籠」は、以前に聞いていそうで、
というのは、追い詰められたときに人は何をするのか?
この話題は知っていたので、その辺が気分を変えて、
幕末の暗い時代(慶応四年)の「蔵前駕籠」を陽気に
地味で渋い雰囲気がいいのだけど、バランスである。
仲入り後、時蔵師匠が「不精床」だが、いい空気感。
だけど、私は「不精床」が大の苦手で、実に恐ろしく、
その苦手意識が出なかったのは、柔らかいのがいい。
小満ん師匠の「富久」は絶品であった。今日は格別。
師匠の「富久」は何度も聞いているし、何年か前に
黒門亭で演ったときも聞いているのだけど、中でも
本当に引き込まれ、最後の大神宮様が出てくるのは
わかっているので、久蔵さんのその驚きや想いを感じ、
その気持ちに協調するならば、こちらも感極まって、
涙が出てきそうであった。なぜか今回はすごく協調。
今日が最終回となる大河ドラマの「いだてん」では、
「志ん生の富久は絶品」という、金栗四三さんの
走っている姿と火事の掛け持ちをする久蔵とが
重なるのだが、私としては「小満んの富久は絶品」。
もう今年は、落語は聞きたくない。この幸福感を
壊したくないので、年内は終了。よい締めくくり。
帰ってきて、夜のその「いだてん」最終話なのだが、
やはり物語は再び「富久」となり、弟子の五りんが
国立競技場から芝の寄席まで走り、詫びが叶う。
なぜか「富久」の一日で、相乗効果で楽しめた。

20191215

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