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2020年1月 7日 (火)

コヴェントガーデン王立歌劇場

ルドルフ・ケンペ指揮コヴェントガーデン王立歌劇場で
プッチーニの歌劇「蝶々夫人」から第2幕を聞いている。
1957年5月2日にコヴェントガーデン王立歌劇場で収録。
歌劇場の1960年頃の感覚は、以後の例えば、カラヤンや
1980年代のさらに遅いテンポによるシノーポリの演奏など、
それらとは全く違って、ケンペはかなり速く、流れるように
音楽を進めていく。先へ先へと展開される舞台の進行は
緊張感があり、聞きやすい。第2幕は有名アリアも多いが、
そうした場面での聴衆の反応も音からよく伝わってきて、
モノラル録音ながら感動を共有できるのは素晴らしい。
ルドルフ・ケンペが46歳のときの録音だが、この時期の
歌劇での活躍には、やはり勢いがあって、本当にすごい。
第2幕の前半で、ピンカートンが戻ってくることを信じて、
その希望が反映された音楽から、すべてを受け入れて、
子供を渡し、自刃する蝶々さんの最後の場面での悲劇で
絶望感の漂う終曲へと力強く突き進んでいく音楽であり、
プッチーニの感動的な作品だ。歌劇場の重要なポストを
歴任したケンペだが、プッチーニは、他にはないらしい。

OPUS ARTE OA CD9024D

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