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2020年1月19日 (日)

黒門亭で菊丸・馬石・小ゑん

小ゑん師匠が出演で昼から黒門亭へ。
馬石さんと菊丸師匠で顔付けもよく、
13時45分頃には満員札止めに。


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寄席は二十日までが正月である。

第2部
春風亭枝次:子ほめ
柳家やなぎ:時そば
古今亭菊丸:井戸の茶碗
隅田川馬石:安兵衛狐
柳家小ゑん:片棒


やなぎさんが札幌で食べた味噌ラーメンとチャーハン、
餃子のセットの話題からはじまって、この語り口が
喬太郎師匠にそっくりで、食べ物のマクラだと噺は
「時そば」だが、そのイメージがあるものだから、
さん喬師匠より喬太郎風味付けの「時そば」である。
出汁は鰹節を奢らずに豚骨だというし、そばなのに
そば粉は使ってないという。世間ではほうとうという。
菊丸師匠がたっぷり「井戸の茶碗」。清兵衛と卜斎、
それに高木佐久左衛門と屑屋と武士、その武士も
浪々の身ながら武士の誇りをもつ侍、真っ直ぐで
清々しい若侍と実に明快に描き分けられているので、
素晴らしい「井戸の茶碗」だ。仲入り前にトリネタ。
馬石さんの「安兵衛狐」は二度目だ。すごく楽しい。
決して面白い噺ではないと思うのだけど、実にいい。
長屋の人物関係や源兵衛さんと安兵衛さんの関係、
分かりにくいところも多いのだけど、馬石さんの噺は
以前の印象に比べて、分かりやすくなっていたので、
かなり練り上げられて、すると味のある噺である。
全く別設定ながら「野ざらし」に似ているところが
多々あって、何か関係があるのだろうか?興味ある。
「野ざらし」も鼻の圓遊以前の江戸風のときには、
陰気で不気味な噺だったというし、その空気感は
こちらには残っていて、江戸風というのが好みかも。
墓見酒ってのも乙だね、というのが、何より乙である。
小ゑん師匠の「片棒」は以前に聞いたことがあって、
大好きである。それ以来、聞いたことはなかったので、
また聞いてみたいと思っていたので、今日は大満足。
金、銀、鉄と息子たちが弔いのプレゼンをするのだが、
小ゑんワールドは、「お前が頼りだよ」の鉄であった。
葬り方だが「鳥葬」という、調べたら、これはチベットの
埋葬法であるらしい。鉄が恒例のオタクキャラであり、
話している相手と目を合わせられないという、爆笑。
お馴染みの「片棒」で、普通の「片棒」なのだけど、
やはりそこには小ゑん師匠の工夫が詰まっていて、
古典もいいのである。一味違って、実に新鮮だった。

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