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2020年2月 7日 (金)

ヴァレリー・アファナシエフ 19

ヴァレリー・アファナシエフのシューベルトで
ピアノ・ソナタ 第18番 ト長調 D.894「幻想」
1992年10月22-24日にラ・ショー・ド・フォンで収録。
アファナシエフの超スローテンポなシューベルトが
広く定着したのは、この演奏からではないだろうか。
しかしそれほど幽玄な世界でもなく、瞑想でもなく、
優秀な録音ですべてがクリアに聞こえるということも
大きな要因だが、独特な揺らぎはあまり存在しなくて、
かなりリアルな感触の演奏である。アファナシエフの
実に作り込まれた表現は隅々まで明瞭に聞こえて、
しかしどうもそこが硬質に聞こえてくることも事実で
もうちょっと柔らかく、微妙なニュアンスを多用して、
シューベルトを儚く聞かせてほしかった。この後の
東京でのライブ録音の方が、より自然体である。

DENON COCO70806

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