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2020年2月 5日 (水)

カール・ベーム 5

カール・ベームの指揮によるウィーンフィルで
ベートーヴェンの交響曲を収録順に聞いている。
交響曲 第5番 ハ短調 作品67
1970年4月にウィーンのジメリンガーホーフで収録。
昨日の第9番と同じ時期に第5番が収録されている。
テンポ設定が遅いので、ゆったりと穏やかな印象だが、
カール・ベームは厳格にひとつひとつの音を追及して、
ベートーヴェンの音楽の前ではただただ誠実であり、
その姿勢に心打たれ、感動する。ウィーンフィルは、
独特の明るい音色であり、特に弦楽器はしなやかで
艶やかな表情を見せるが、そこをベームが引き締め、
力強い造形を引き出し、何て素晴らしい演奏であろう。
ベームの偉大さというのは、以前にはわからなかった。
若いときには、クライバーが一番だと思っていたので。
しかし時間が経って、いまはベームの音が心に響く。
時代は変わり、50年が経過して、ますます魅力的だ。

DG 479 1949

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