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2020年2月20日 (木)

ロストロポーヴィチの1960年代 2

ムスティスラフ・ロストロポーヴィチのチェロ、
スヴャトスラフ・リヒテルのピアノによる
ベートーヴェンのチェロ・ソナタ全集を聞いている。
チェロ・ソナタ 第1番 ヘ長調 作品5-1(1963.3)
チェロ・ソナタ 第4番 ハ長調 作品102-1(1962.6)
チェロ・ソナタ 第5番 ニ長調 作品102-2(1963.3)
場所は不明なのだが、オーストリアで収録とある。
昨日の第3番の演奏が、何度聞いても思うのだけど、
これこそが究極の表現だと、実は私はリヒテルばかり
聞いているということがあるのだが、超人的である。
初期の第1番がまた心地よく、この時代のリヒテルの
剛のイメージを感じつつ、柔らかい響きが効果的で
指の動きの鮮やかさは驚異の仕上がりで最高だ。
後期の第4番と第5番もその集中力は圧倒的で
なんて素晴らしい演奏なのだろう。1960年代には、
ブリテンとの共演でリヒテルもロストロポーヴィチも
頻繁にイギリスの夏の音楽祭に参加しているが、
ロストロポーヴィチがソ連を離れたのはいつか?
調べてみたら1970年に演奏活動の停止を受けて、
1974年に亡命とある。1980年に国籍を剥奪され、
無国籍であったのが、1990年にペレストロイカで
国籍を回復している。細かいところは知らなかった。
オイストラフ、リヒテル、ロストロポーヴィチの3人で
カラヤン指揮ベルリンフィルと協演して1969年9月、
ベートーヴェンの三重協奏曲が録音されているが、
まさにそれは最後の機会で、リヒテルとの共演は、
亡命により、その先、実現しなかったわけである。

DECCA 478 3577

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