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2020年6月30日 (火)

エマーソン弦楽四重奏団 23

エマーソン弦楽四重奏団のベートーヴェンを聞く。
弦楽四重奏曲 第4番 ハ短調 作品18-4
弦楽四重奏曲 第16番 ヘ長調 作品135
1995年4月にアメリカ芸術・文学アカデミーで収録。
作品18の6曲のうちで第4番は最も雰囲気があって、
エマーソンの鋭く、明瞭な仕上がりはピッタリである。
スッキリと軽やかな動きには実にキレがあり、すると
モーツァルト、ハイドン的な方向性が強まるが快調だ。
ヘ長調は1988年以来、早くも二度目の録音であり、
スケルツォ楽章の鮮やかさなど究極で、この演奏は
他では聞けない。それから25年が経過しているので、
エマーソンには新しい全集をぜひ制作してほしい。
ということでこの2曲でこちらの全集は聞き終えた。

DG 477 8649

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2020年6月29日 (月)

カール・ベーム 10

カール・ベームの指揮によるウィーンフィルで
ベートーヴェンの交響曲全集を聞いてきた。
交響曲 第7番 イ長調 作品92
交響曲 第8番 ヘ長調 作品93
1971年5,9月にウィーン楽友協会大ホールで収録。
カール・ベームの引き締まった音楽、力強い響きと
ウィーンフィルの充実しきった演奏で最強の名盤だ。
父がNHKホールでのライブ盤を持っていたので、
子供の頃にそちらもよく聞かされたけれど、実際に
会場で聞いてきた人には特別な想いがあるのだが、
客観的には数年前の楽友協会での正規録音が、
私は昔から好きである。1970年代のゆったりと
大らかな仕上がりだが、格調高く、端正な造形と
深みのある音色は、聞けば聞くほどに感動する。
ベームの全集もこれにてすべてを聞き終えるが、
さらに聞き続けたいという想いがあふれてきた。

DG 479 1949

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2020年6月28日 (日)

フリードリヒ・グルダ 7

フリードリヒ・グルダによるMozart No Endで
ピアノ協奏曲「戴冠式」~第2楽章(グルダ編)
幻想曲 ハ短調 K.475
ピアノ・ソナタ 第14番 ハ短調 K.457
「フィガロの結婚」~恋人よ、早くここへ(グルダ編)
グルダのアリア、エクササイズ 第9番
後半はミュンヘンフィルとパラダイス・バンドで
ジャズの作品、グルダのパウルのために、
あなたと私、ジェネラル・ダンスなどの曲。
1989年7月20日と1990年7月21日に
ミュンヘン・フィルハーモニーでのライブ録音、
さらには1990年6月14日にウィーンの
コンツェルトハウスでライブ収録されている。
モーツァルトに関していうと興に乗っての印象は
やはりグルダは天才と思う一方、ちょっと雑で
荒っぽさがますます助長されてきている感じは、
ファン以外には難しいと思う。ジャズも含めると
グルダ・ファンには貴重な記録だが、一般には
グルダ好きの私にも評価は高いとはいえない。
それでもはじめて聞いたときより今は楽しめる。
このエレキな音がダメだ。ジェネラル・ダンスは、
コンチェルト・フォー・マイセルフの終楽章にも
似ていると思うと現在は聞きやすくて、これが
30年前には、私は全く受け付けなかった。
クラシックとジャズの融合で価値はそこにあり、
それぞれでいうとどうしても中途半端であって、
グルダの役割は重要であったが限界を感じる。

SONY SX2K 48082

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2020年6月27日 (土)

チコちゃんに叱られる

NHK「チコちゃんに叱られる」より

「結婚式のお色直しはなぜ?」
欧米ではウェディングドレスは購入か手作りで
一日着ているが、日本ではレンタルが主流で、
日本独自の文化によるお色直しが存在する。
室町時代には、三日かけて、結婚式を行い、
一日、二日は白装束で過ごして、三日目に
夫からもらった着物に着替え、夫の家に
染まりますという意味で結婚が認められた。
明治時代に伊藤博文が三日三晩の式三献を
三々九度に簡略化し、昭和40年代には、
純白のウェディングドレスが主流となって、
カラードレスにお色直しするのが定着した。


「手品を披露するときの音楽はなぜ?」
1975年頃、松旭斎すみえが使いはじめた。
「エル・ビンボ(El Bimbo)」という曲が元で
ポール・モーリア編曲の「オリーブの首飾り」。
たまたまラジオから流れてきたのを聞いて、
おしゃれと思って手品で使ったのがはじまり。


世界で一番短い曲は、ナパーム・デスの
「You Suffer」という曲で、わずか一秒ほど。
世界で一番長い曲は、マイケル・ポツウィックの
「ボサノヴァの盛衰」で13時間23分32秒。
広島の合唱曲「ねがい」で5番の歌詞を募集し、
世界中から歌詞が寄せられ、2118番まである。
演奏時間は23時間、現在も募集されている。


ビー玉を略さずにいうとビードロ玉。
ポルトガル語でガラスの意味である。


ピアノを略さずにいうと
クラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ


「梅雨はなぜ梅雨と書く?」
6月から7月にかけての雨の多い時期である。
梅雨前線は朝鮮半島から中国にまで及び、
梅雨は中国が発祥。カビをもたらす雨であり、
黴雨(メイユー)といったが、黴雨(ばいう)を
梅雨と改めた。日本に伝わったのは奈良時代。
梅は日本でも好まれ、そのまま梅雨となった。
つゆと読むのは、露から派生したというのと
熟した梅が落下し、ぐちゃぐちゃになって、
漬(つ)ゆからきたというのと諸説がある。

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2020年6月26日 (金)

キース・ジャレット 53

1994年のキース・ジャレットを聞いている。
ECMのAt the Blue Noteでニューヨークでの録音。
In Your Own Sweet Way,
How Long Has This Been Going On,
While We're Young, Partners,
No Lonely Nights, Now's the Time, Lament
1994年6月3日にニューヨークのブルーノートで収録。
ゲイリー・ピーコックとジャック・ディジョネットとのトリオ。
ニューヨーク・ブルーノートにおける3日間の6公演から
初日の第1セットを聞いている。集中して、順番に聞くと
公演によって、かなり方向性が違ってくることに気付くが、
スタートの公演で探りつつ、しだいに深まってくるけれど、
それほどには心に響いてこない。理由はよくわからない。
3日間のライブを聞き進んでいくうちに盛り上がってくる。
それでは、間を空けずに連続して聞いた方がいいのか?

ECM 1575 527 638-2

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2020年6月25日 (木)

アルフレッド・ブレンデル 28

アルフレッド・ブレンデルによるベートーヴェンで
ピアノ・ソナタ 第21番 ハ長調 作品53
アンダンテ・ファヴォリ ヘ長調WoO.57
ピアノ・ソナタ 第31番 変イ長調 作品110
1973年10月14-16日にロンドンで収録されている。
ブレンデルの二度目の全集を収録順に聞いている。
その後の1990年代に三度目の全集を完成させて、
当時は新しい演奏の方がいいと思い込んでいたので、
こちらの旧録音は部分的にしか聞かなかったのだが、
改めて聞いていくと二度目の全集も全く素晴らしくて、
実に感動的である。1980年以降、デジタル化による
録音技術の向上によって再録音が必要であったのは、
よくわかるのだが、完成度でいったら、こちらも完璧。
音質的にどうかというと、アナログのLPレコード的な
昔の印象もあるのだけど、それはそれで味があって、
1970年代前半でも非常に聞きやすいし、名盤である。
吉田秀和の「名曲の楽しみ」でベートーヴェンの作品を
順番に聞き進んでいたときも新しい全集が出る前で、
こちらの旧録音からブレンデルの演奏が、何曲かは、
紹介されていた。カセットテープに録音して、その頃、
よく聞いていたのである。でもすると思ってくるのは、
新旧の演奏をきちんと比較したことがなかったので、
三度目の全集も聞き直したくなる。いつの間にか、
発売から20年以上が経過して、再評価の時期か。

DECCA 478 2607

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2020年6月24日 (水)

イゴール・レヴィット 12

イゴール・レヴィットによるベートーヴェンで
ピアノ・ソナタ 第24番 嬰ヘ長調 作品78
2018年2月19-23日にノイマルクトで収録、
ピアノ・ソナタ 第25番 ト長調 作品79
2017年11月13-17日にノイマルクトで収録、
ピアノ・ソナタ 第26番 変ホ長調 作品81a
2018年2月19-23日にノイマルクトで収録、
ピアノ・ソナタ 第27番 ホ短調 作品90
2018年12月13-16日にハノーヴァーで収録。
ベートーヴェンの後期へと向かう時期における
小規模なソナタが集められて収録されているが、
この全集も今回の4曲で聞き終えることになる。
快調な流れで気持ちよく進むが、鮮やかであり、
ベートーヴェンの記したユーモアや面白さに
なんとも楽しいのである。テンポは全体に速く、
しかし落ち着きのある音色で、「告別」などは、
深みのある音楽が感動的だし、本当に最高。
イゴール・レヴィットの全集は実に素晴らしい。

SONY 19075843182

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2020年6月23日 (火)

エマーソン弦楽四重奏団 22

エマーソン弦楽四重奏団のベートーヴェンを聞く。
弦楽四重奏曲 第2番 ト長調 作品18-2
弦楽四重奏曲 第10番 変ホ長調 作品74
1995年1月にアメリカ芸術・文学アカデミーで収録。
ベートーヴェンの弦楽四重奏曲は緻密に形式を求め、
その厳格な仕上がりの一方、様々な要素を持ち込み、
自由なところがあって、すでにこの第2番でそうした
方向性が現れている。エマーソンはくっきりした響きで
メリハリを際立たせるので、実に効果的で楽しめる。
中期のラズモフスキーと並んで、第10番「ハープ」が
昔から大好きである。やはりシャープに明瞭な演奏で
音楽の厚みとか豪快さはないが、この切れ味は最高。
いよいよこの全集も次に聞く第16番で完成である。

DG 477 8649

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2020年6月22日 (月)

カール・ベーム 9

カール・ベームの指揮によるウィーンフィルで
ベートーヴェンの交響曲全集を聞いている。
交響曲 第6番 ヘ長調 作品68
1971年5,9月にウィーン楽友協会大ホールで収録、
後半はドレスデン・シュターツカペレの演奏による
「レオノーレ」序曲 第3番 作品72a
「フィデリオ」序曲 作品72b
1969年3月にドレスデンのルカ教会で収録。
ウィーンフィルの明るく美しい音色でゆったりと
穏やかな時間が流れているが、ベームの音は、
やはり引き締まっていて、端正でありながら、
この絶妙な調和に感動する。長閑な「田園」が
ベーム流のシンフォニックな響きで実に深い。
1975年の来日時の演奏でないかと思うけど、
当時の評論家が「ベームは田園がいい」と
批評したと聞くけれど、よくわかる気がする。
「田園」の最高の名演であると私もそう思う。
序曲の演奏は、「フィデリオ」全曲盤からの
抜粋だと思うが、さらに厳格な造形であり、
激しい勢いも効果的に60年代のベームだ。

DG 479 1949

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2020年6月21日 (日)

エミール・ギレリス 15

エミール・ギレリスによるベートーヴェンで
ピアノ・ソナタ 第29番 変ロ長調 作品106
1982年10月にベルリンのイエス・キリスト教会。
ゆったりとした流れが実に研ぎ澄まされており、
ギレリスの晩年の演奏スタイルとなっているが、
一点の揺るぎもなく、丁寧に精緻に扱う明瞭さは、
圧倒的な透明度で、これはいかにもギレリスだ。
硬質な響きで徹底して明確に構築される造形は、
表面的な仕上がりへと意識を向かわせるけれど、
ファンにとっては、ギレリスの存在感が伝わって、
深い感動がある。晩年の偉大な録音のひとつだ。

DG 463 639-2

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2020年6月20日 (土)

チコちゃんに叱られる

NHK「チコちゃんに叱られる」より

「なぜ犬の名前というとポチなのか?」
明治維新の頃、畜犬規則により飼い主は犬に
首輪を付け、西洋人に習った飼い方が広まった。
それ以前は、日本人は犬に毛色で名前を付け、
シロ、クロ、ブチなどと呼んでいたが、ある日、
英国人の連れている犬に「ブチ」と呼びかけ、
それを「パッチーズ」と英国人は聞き違えて、
英国人の「パチ」を日本人が「ポチ」と間違えた。


「カメの甲羅はなに??」
肋骨が進化したもので、背骨から平行に伸び、
甲羅になった。海の中で動きやすくするため、
水中で泳ぎやすくするためのものと考えられる。


ソフトクリームを略さずにいうと
ソフトサーブアイスクリーム


バスを略さずにいうとオムニバス
オムニバスとは何の御用にも役立つという意味で、
停車場の横に雑貨店のオムニバスの看板があった。


「眠くなると目を擦るのはなぜか?」
瞼のところにミュラー筋という、全身を目覚めさせる
スイッチがあり、そこに刺激を与えて、ミュラー筋が
引っ張られると血流が増え、興奮状態で目覚める。

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2020年6月19日 (金)

キース・ジャレット 52

1992年のキース・ジャレットを聞いている。
ECMのAt the Deer Head Innであり、
Solar, Basin Street Blues, Chandra,
You Don't Know What Love Is,
You and the Night and the Music,
Bye Bye Blackbird, It's Easy to Remember
1992年9月16日にディア・ヘッド・インでライブ収録。
ゲイリー・ピーコックとポール・モチアンとのトリオ。
ディア・ヘッド・インを調べるとペンシルバニア州の
デラウェア・ウォーター・ギャップという町にあるようで、
詳しいところはわからない。25年ぐらい前に当時は、
キース・ジャレットは聞かせてもらっていたのだけど、
あるとき、ふとHMVのジャズのコーナーに立ち寄って、
はじめて自分で買ったのが、このCDであったのだ。
ドリフのバンド活動から研究熱心であった志村けんが
膨大なレコードを聞いて、ジャケットがカッコよければ、
中身の音楽も必ずセンスがいいと語ったそうだけど、
まさにその通りと思わせるのがこのCDなのであり、
すっかりキース・ジャレットにのめり込むことになった。
でも久しぶりに聞き直してみるとクラシック寄りでなく、
いかにもジャズであり、よく好きになったと自分で思う。
ジャック・ディジョネットではなく、ポール・モチアンで
少し雰囲気が変わっている気もするが、ベースは
いつものゲイリー・ピーコックで、それがすごくいい。
何が違うのかは上手く説明できない。あくまで印象。

ECM 1531 78118-21531-2

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2020年6月18日 (木)

アルフレッド・ブレンデル 27

アルフレッド・ブレンデルによるベートーヴェンで
ピアノ・ソナタ 第7番 ニ長調 作品10-3
ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調 作品27-2
ピアノ・ソナタ 第25番 ト長調 作品79
1972年2月23-25日にロンドンで収録されている。
ブレンデルの二度目の全集を収録順に聞いている。
この録音から先はロンドンでの収録となっている。
角のないブレンデル独特の丸みのある音色であり、
激しさとは違う重みの質感、快適な運動性がいい。
この「月光」は昔から好きな演奏で聞いてきたが、
落ち着きのある雰囲気で風情を感じさせながら、
絵画的なイメージとは一線を画して、そこは実に
ブレンデルらしい。やはり何度聞いても素晴らしい。
小さく軽やかなト長調も柔軟な響きが魅力的だ。

DECCA 478 2607

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2020年6月17日 (水)

イゴール・レヴィット 11

イゴール・レヴィットによるベートーヴェンで
ピアノ・ソナタ 第19番 ト短調 作品49-1
ピアノ・ソナタ 第20番 ト長調 作品49-2
2018年2月19-23日にノイマルクトで収録、
ピアノ・ソナタ 第21番 ハ長調 作品53
2017年11月13-17日にノイマルクトで収録、
ピアノ・ソナタ 第22番 ヘ長調 作品54
ピアノ・ソナタ 第23番 ヘ短調 作品57
2018年6月20-23日にノイマルクトで収録。
全体に速めのテンポでよい流れの演奏だが、
音楽を構成している要素をくっきりと描き出して、
そのひとつ一つが、豊かな表情を作り出して、
面白さと個性が、ハッキリと主張されている。
ディテールをかなり克明に表現しているが、
それが際立ってしまうことはなく、快適な中に
なんとも諧謔性が発揮されて、実に楽しい。
スピード感によるスタイリッシュなフォルムと
対比を作りつつも仕上がりには調和があって、
イゴール・レヴィットはとにかく夢中にさせる。

SONY 19075843182

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2020年6月16日 (火)

コヴェントガーデン王立歌劇場

カルロ・マリア・ジュリーニの指揮による
コヴェントガーデン王立歌劇場のライブ録音で
ヴェルディの歌劇「ドン・カルロ」より第3幕から第5幕。
1958年5月12日にコヴェントガーデン王立歌劇場で収録。
歌劇「ドン・カルロ」は力強く緊張感のある響きが持続して、
私としては好きなのだが、聞いている回数が少ないので、
あまり吸収できていない。聞きやすいモノラル録音だが、
いまの私にはどうも情報量が足りない気がして、もっと
鮮やかに聞きたいって思ってしまう。でもヴェルディの
数ある歌劇の中でも「ドン・カルロ」は好みの作品である。
これからもっと聞こう。ジュリーニの指揮も若いからか
前へと勢いのある印象で後年の雰囲気とは違っている。
シカゴやロサンゼルスとの録音が増える前のロンドンで、
1960年代のジュリーニの録音って、あまり聞いていない。
BBCの録音にもジュリーニの指揮は数多く残されていて、
聞くといろいろ認識も変わりそうだ。どうしても私の場合、
晩年のウィーンフィルとの演奏でジュリーニが好きなので、
偏りもあって、それではわからない。それにしても歌手が
ものすごい迫力の歌声で、これはやはりライブの魅力だ。

OPUS ARTE OA CD9024D

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2020年6月15日 (月)

コヴェントガーデン王立歌劇場

カルロ・マリア・ジュリーニの指揮による
コヴェントガーデン王立歌劇場のライブ録音で
ヴェルディの歌劇「ドン・カルロ」から第1幕と第2幕。
1958年5月12日にコヴェントガーデン王立歌劇場で収録。
「ドン・カルロ」の充実した音楽は素晴らしい。ヴェルディの
23作目の歌劇で中期の傑作とされている。音楽は好きだが、
物語の筋書きと細かい展開がどうも頭に入っていないので、
勉強しないといけない。各場面の把握ができていないので、
その辺は聞きこまないと。ジュリーニの「ドン・カルロ」の
EMI盤もあるが、そちらは1970年の録音で、ずっと後で
プラシド・ドミンゴとモンセラート・カバリエとの録音であった。
こちらのドン・カルロはジョン・ヴィッカーズでその歌声には
感動して、グレ・ブロウエンスティーンのエリザベートとの
二重唱など、輝かしい歌が圧倒的存在感で引き込まれる。

OPUS ARTE OA CD9024D

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2020年6月14日 (日)

6月14日の感想

20200614a

新型コロナウイルスの一日の感染者数を
自分でグラフにしたら、何か発見があるのか?
記録は取り続けているけれど、久しぶりに報告。


20200614b

自粛が解除され、今日まで、ギリギリのところで
抑えられてきた印象はあったのだが、ついに出た。
今日の東京の感染者数は47人。出ている場所が
ハッキリしているので、対策できそうに思うけれど、
東京だけで多く出ている状況であり、すると国は、
関わりにくくもあって、むしろ厄介なのかもしれない。
都知事選もあるので、都としての対応も遅れるか。

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スヴャトスラフ・リヒテル 16

リヒテルでモーツァルトのピアノ・ソナタを聞いている。
ピアノ・ソナタ 第18番 ヘ長調 K.533/494
1989年2月にイタリアのコモでライブ収録、
幻想曲 ハ短調 K.475
ピアノ・ソナタ 第14番 ハ短調 K.457
1991年10月にルードヴィヒスブルクでライブ収録。
リヒテルの独特の雰囲気で何とも深い響きなのだが、
これがモーツァルトにぴったりかというとわからない。
リヒテルの世界観が感じられることは間違いない。
音楽に対する厳しい姿勢で、凄みのある気迫には、
なんとも感動するのだが、リヒテルを聞くのであり、
モーツァルトを聞いているという感覚にはならない。
そこが不思議で、やはりリヒテルだなと思わされる。
ハ短調の終楽章は美しい音色が心に響いてきた。

PHILIPS PHCP-5134

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2020年6月13日 (土)

キース・ジャレット 51

1991年のキース・ジャレットを聞いている。
ECMのBye Bye Blackbirdでニューヨークでの録音。
Bye Bye Blackbird, You Won't Forget Me,
Butch and Butch, Summer Night,
For Miles, Straight No Chaser,
I Thought About You, Blackbird Bye Bye
1991年10月12日にニューヨークのパワーステーション。
ゲイリー・ピーコックとジャック・ディジョネットとのトリオ。
ニューヨークでの珍しくスタジオ録音である。この直前、
1991年9月28日に亡くなったマイルス・デイヴィスに
捧げられている。中でFor MilesとBlackbird, Bye Byeが
マイルスを想っての演奏であるらしい。18分にも及ぶ
三人の合作による即興演奏は感動的で心に染みる。
キース・ジャレットらしい色合いが出て、これは好みだ。

ECM 1467 78118-21467-2

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2020年6月12日 (金)

キース・ジャレット 50

1991年のキース・ジャレットを聞いている。
Vienna Concertでウィーンでのソロ・コンサート。
1991年7月13日にウィーン国立歌劇場でライブ収録。
この1990年代半ば頃には、パリ・コンサートに続いて、
ソロ・コンサートでは最新のライブ録音であったのだが、
ウィーンでの演奏が、私の一番のお気に入りであった。
都市やホールがキース・ジャレットの演奏を変えると
思っているのだけど、ウィーンの国立歌劇場であり、
クラシック寄りではあると思う。会場の空気もいいし、
音がきれいで、でもウィーンの聴衆が国立歌劇場で
キース・ジャレットを聞いていると思うと実に不思議だ。
ソロ・コンサートのスタイルも完成されてきているし、
ピアノのタッチの冴えは圧倒的で極めて高い純度。
混沌とした中からエネルギーが激しく沸き起こって、
ひとつのきっかけにより希望の光が見えてくる瞬間、
それは最高の感動であって、奇跡的な印象もある。

ECM 1481 78118-21481-2

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2020年6月11日 (木)

ラモン・ガンバ 1

ラモン・ガンバ指揮BBCフィルハーモニックによる
ヴォーン・ウィリアムズの映画音楽 第1集を聞く。
「南極のスコット」組曲、独唱はメルライン・ガンバ、
合唱はシェフィールド・フィルハーモニー合唱団、
そして後半は「沿岸警備隊」組曲、「人々の土地」
2002年3月12,21日にマンチェスターで収録。
南極交響曲(交響曲 第7番)の元になったのが、
この映画「南極のスコット」の音楽であり、私は
南極交響曲が大好きで、楽しみに聞いたのだが、
こちらの映画では、いろいろな曲があるのに驚き。
自然の脅威に立ち向かう音の描写が素晴らしく、
風の効果音も入っているけれど、極めて映像的。
南極の響きに関してはもっと冷たい感触が欲しく、
ちょっと明るい音色だが、映画の音楽なのであり、
全体に楽しく、でも響きはヴォーン・ウィリアムズ。

CHANDOS CHAN10007

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2020年6月10日 (水)

小澤征爾 7

小澤征爾の指揮によるストラヴィンスキーで
ピアノと管弦楽のためのカプリッチョ
ピアノと管楽器のための協奏曲
ピアノと管弦楽のための楽章
独奏はミシェル・ベロフでパリ管弦楽団の演奏、
1971年10月にパリのサル・ワグラムで収録。
EMIでドビュッシーやメシアンを録音していた時期の
ミシェル・ベロフでストラヴィンスキーでも鮮やかだ。
カプリッチョは楽しい作品だし、ピアノと管楽器だけで
演奏される協奏曲はわりと有名で聞く機会はある。
ピアノと管弦楽による5つの楽章は少し珍しいが、
シェーンベルクのピアノ協奏曲を思わせて面白い。
実験的な要素もあり、若い頃の作品かと思ったら、
調べると1958年から59年にかけての作品とある。
逆に後年の作品であった。つまりは作曲されて、
それほど時間も経っていないということになる。
ストラヴィンスキーは1971年4月に亡くなって、
そのすぐ後の録音であり、作曲家へのイメージも
いまと違って、強い現実感があったことであろう。

Warner 0825646139514

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2020年6月 9日 (火)

ウラディーミル・アシュケナージ 27

ウラディーミル・アシュケナージによるバッハで
パルティータ 第2番 ハ短調 BWV826
パルティータ 第3番 イ短調 BWV827
パルティータ 第4番 ニ長調 BWV828
2009年8,12月にサフォークのポットンホールで収録。
昨日に続いて、残りのパルティータを聞いている。
6曲とも偉大な作品だが、第4番が私は一番好きだ。
バッハに関しては、短調よりも長調の方が心地よく、
その中でもこのスッキリと晴れ渡る第4番は格別。
アシュケナージのタッチは歯切れがいいけれど、
軽やかという感じではなくて、しっかりと鳴り響いて、
重さもあり、チェンバロ的なピアノというのではなく、
ピアノのバッハで、その辺も私にはいいのかも。
通奏低音というか、左手の伴奏音型がよく聞こえ、
すると繊細な仕上がりではなく、力強さや意志が
よく伝わってくるのだが、音楽が心に届くのである。

DECCA 478 2163

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2020年6月 8日 (月)

ウラディーミル・アシュケナージ 26

ウラディーミル・アシュケナージによるバッハで
パルティータ 第1番 変ロ長調 BWV825
パルティータ 第5番 ト長調 BWV829
パルティータ 第6番 ホ短調 BWV830
2009年2月16-18日にサフォークのポットンホール。
アシュケナージのバッハは、自然体で好きである。
若手のピアニストで、もっと精妙な演奏はあるが、
まさに熟練の技で、不思議なぐらいに味わい深い。
アシュケナージの存在が、リアルに伝わってきて、
正確に緻密に弾くということを超越したところに
人柄や音楽への想いがにじみ出てくるのであって、
とにかく感動的だ。主張や個性も控えめになって、
作品そのものが語り出すスタイルに引き込まれる。
力は抜けているけれど、歯切れのいい勢いが魅力。

DECCA 478 2163

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2020年6月 7日 (日)

フリードリヒ・グルダ 6

フリードリヒ・グルダによるモーツァルトで
ピアノ協奏曲 第26番 ニ長調 K.537
ピアノ協奏曲 第23番 イ長調 K.488
ニコラウス・アルノンクールの指揮による
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団との協演、
1983年9月にアムステルダム・コンセルトヘボウ。
美しい音色が魅力的でお気に入りのCDである。
アルノンクールの実験に満ちた解釈、演奏法が、
たいへんに刺激的でグルダは気に入ったようで、
鼻歌まじりに楽しそうに弾いている。ご機嫌だ。
弦楽合奏がときに弦楽四重奏になることもあり、
木管楽器との掛け合いにおいても室内楽である。
今日の知的で緻密な演奏と比べてもグルダは、
余裕をもって、実に表情豊かだと改めて感じる。
グルダのモーツァルトであることに価値がある。

TELDEC 242 997-2

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2020年6月 6日 (土)

チコちゃんに叱られる

NHK「チコちゃんに叱られる」より

「ゴムはなぜ伸び縮みするのか?」
ゴムの分子は水の分子のように動き回る。
常に自由に動き回っており、同じ体積のまま、
太くなったり、細くなったり、伸びても元に戻る。


「カルビってなに?」
明確な定義はなく、肉の部位はどこでもいい。
韓国語のカルビクイから来ていると考えられ、
肋骨を焼くという意味である。脂身のある肉で
サーロインやリブロースの脂の多い部分を使う。


「人一倍はなぜ人二倍ではないのか?」
明治初期までは、一倍は二倍の意であった。
×1は層倍、×2は一倍もしくは二層倍で
西洋文化が入ってきて、それに倣って、
二倍と表記するようになった。西洋の思想が
取り入れられて、新たな日本語が生まれた。

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2020年6月 5日 (金)

キース・ジャレット 49

1990年のキース・ジャレットを聞いている。
ECMのThe Cureでニューヨークでのライブ録音。
Bemsha Swing, Old Folks, Woody'n You,
Blame It on My Youth, Golden Earring,
Body and Soul, The Cure,
Things Ain't What They Used to Be
1990年4月21日にニューヨーク・タウンホールで収録。
ゲイリー・ピーコックとジャック・ディジョネットとのトリオ。
ニューヨークでのライブで、国や都市、会場によっても
その日でガラッと雰囲気は変わるのであり、同時代の
ライブ録音でも全く違った仕上がりには興味惹かれる。
ヨーロッパを巡り、名門コンサート・ホールにおいての
どこか冷たいまでの洗練された落ち着きとは違って、
ここではいわゆるジャズ風の熱気というのも感じられ、
やはりニューヨークはそうさせるものがあるのかと。
これに続く、Bye Bye Blackbirdなど、1991年以降の
他のアルバムとも違った方向性にそこは魅力である。
ジャック・ディジョネットのドラムスが、音がきれいで、
ドラムスの音の色合いって何だ?って、思うのだが、
とにかく音がきれいで、スッキリとした響きが通って、
このところそれをずっと思って聞いているのである。

ECM 1440 849 650-2

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2020年6月 4日 (木)

マルク・アンドレ・アムラン 24

マルク・アンドレ・アムランでアルカンの作品を聞く。
独奏ピアノのための協奏曲 作品39-8,9,10
2006年2月9,10日にサフォークのポットンホール、
歌曲集 第3集 作品65、
2006年12月20日にヘンリー・ウッド・ホール。
短調による12の練習曲から独奏ピアノの協奏曲で
この作品は1990年代の前半にもモントリオールで
録音されており、15年ほどが経過しての再録音だが、
かつての演奏と比べても洗練されて、音楽の流れも
スムーズに力業なところが全くない。力みが取れて、
音楽そのものが持っているエネルギーを発散させ、
一方でアムラン自身は、流れるように弾いている。
独奏ピアノのための協奏曲は、アルカンの親友の
ショパンの作風であると思うのだが、超絶技巧を
意識させずに爽やかなまでの高度なテクニックで
美しい表情が印象的である。超人的な演奏だが、
全く無理なく、いとも容易く成し遂げているような、
そこはアムラン以外には考えられない離れ技だ。
そして後半は独奏ピアノによる歌曲集ともいえて、
歌曲の形式によるピアノ小品だが、感じとしては、
どこかメンデルスゾーンの無言歌を思い出させる。
ますます軽やかに心地のよい音楽で、癒される。

hyperion CDA67569

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2020年6月 3日 (水)

ゲオルグ・ショルティ 41

サー・ゲオルグ・ショルティ指揮ウィーンフィルによる
ワーグナーの楽劇「神々の黄昏」から第3幕、
1964年5,6,10,11月にウィーン・ゾフィエンザールで収録。
いよいよ「神々の黄昏」も第3幕で指環の物語が終わる。
前半はジークフリートの活躍でヴィントガッセンを聞くが、
記憶が甦っていく中での霞が晴れていくような表現で
「森のささやき」の音楽だが、その透明感と美しさには、
やはりウィーンフィルの魅力は絶大で感動してしまう。
記憶が戻ったところでハーゲンはジークフリートの背に
槍を突き立て、そこからの激しさと重厚感はすさまじい。
メリハリを効かせ、いつも明解な音楽のショルティだが、
そこに若さも加わって、勢いと迫力に満ちた充実感と
その若さゆえの緻密で正確さを追及する生真面目さで
ウィーンフィルの表現力を得て、驚異の完成度である。
最初の場面だがジークフリートと戯れるラインの乙女で
ヴォークリンデにはルチア・ポップ、ヴェルグンデには
ギネス・ジョーンズが出演している。脇で出ていたのだ。
この指環の音楽をいつまでも聞き続けていたいような、
今回もそういう気持ちになるが、ここで区切りである。

DECCA 478 8370

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2020年6月 2日 (火)

ゲオルグ・ショルティ 40

サー・ゲオルグ・ショルティ指揮ウィーンフィルによる
ワーグナーの楽劇「神々の黄昏」から第2幕、
1964年5,6,10,11月にウィーン・ゾフィエンザールで収録。
前奏曲から第1場の夢の情景でなんていい響きなのか。
音の重なりに深みが感じられて、実に心に響いてくる。
この辺でもやはりショルティの「指環」は格別なのであり、
レコードとして制作されたものでは、史上初であったと
たしかそうだと思うのだが、60年前にもなるこの録音を
越えることってなかなかできないのである。夜が明けて、
第2場からはジークフリートが登場し、音楽の色合いも
鮮やかに変化して、合唱が加わって勢い付くところは、
いかにもショルティらしい筋肉質な仕上がりなのである。
この先のシカゴ時代を思わせて、これがシカゴではなく、
ウィーンフィルなのだから、不思議なぐらいの気合いと
豪快な演奏に驚かされる。フィッシャー・ディースカウの
グンターがやはり独特の存在感ですぐに気付くのだが、
でもハーゲンを歌ってほしかったと何となく私は思う。
この後は、「パルジファル」のアンフォルタス役などで、
ショルティのワーグナーに参加している。脇が多いが、
オイゲン・ヨッフムの「マイスタージンガー」において、
ハンス・ザックスを歌っているのが代表作といえるか。

DECCA 478 8370

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2020年6月 1日 (月)

ゲオルグ・ショルティ 39

サー・ゲオルグ・ショルティ指揮ウィーンフィルによる
ワーグナーの楽劇「神々の黄昏」から序幕と第1幕、
1964年5,6,10,11月にウィーン・ゾフィエンザールで収録。
ショルティの「ニーベルングの指環」も「神々の黄昏」となり、
1964年のこれで完成である。指揮はますます素晴らしい。
力強い迫力とウィーンフィルのしなやかで美しい音色が、
一体となって、精妙な音作りながら鋭く明瞭な表現は
冴えわたっている。「ジークフリートのラインへの旅」では、
ウィーンフィルの輝きに引き込まれて、圧倒的な感動だ。
そして第1幕のギービヒ家の場面になるが、早速にも
フィッシャー・ディースカウのグンターが聞けてうれしい。
ハーゲンはゴットローブ・フリックで、「ワルキューレ」の
フンディングに続いての登場である。歌手も注目だ。
第3場でヴァルトラウテはクリスタ・ルードヴィヒであり、
やたらと長い第1幕ではあるが、楽しくて仕方がない。
それにしてもウィーンフィルの金管の厚い響きは驚き。

DECCA 478 8370

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