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2020年7月13日 (月)

フランソワ・グザヴィエ・ロト 6

フランソワ・グザヴィエ・ロトの指揮によるレ・シエクルで
ラヴェルのバレエ「マ・メール・ロワ」(2016.10.31-11.2)
「シェエラザード」序曲(2017.5.20, 9.9,17)
組曲「クープランの墓」(2017.8.13)
パリとロンドンにおける公演でライブ収録されている。
表現はシャープな感覚に満ちており、すべての音に
敏感に反応するスリリングな展開だが、重要なのは
当時の楽器によって初演の際の響きを再現するという
その点では、実に素朴で柔らかい響きが心地よい。
美しい音色が自然と沸き起こってくるが、シンプルで
ラヴェルの音楽と一体に何とも癒される時間である。
ブーレーズなどは、ラヴェルやドビュッシー、そして
ストラヴィンスキーなどに明確な解釈を貫いていたが、
このレ・シエクルの活動をどう評価したであろうか。
21世紀の現在に100年前の響きを再現することに
意味はあるのか?しかしそうした関心の域を超えて、
聞く人の心を捉える魅力があることは間違いない。

harmonia mundi HMM905281

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