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2020年8月18日 (火)

ロリン・マゼール 56

ロリン・マゼール指揮ピッツバーグ交響楽団で
レスピーギのローマの三部作を聞いている。
ローマの松、ローマの噴水、ローマの祭り
1994年4月26,27日にピッツバーグのハインツ・ホール。
この時代のマゼールは、濃厚で雄大なスタイルへと
変貌していく時期にあるかとイメージしていたのだが、
レスピーギでは細部にまで徹底して、スッキリとして、
透明感にあふれ、爽やかなローマの風景が広がる。
ローマの噴水などでは、繊細な響きが実にセンスよく、
大柄な仕上がりにならずに緻密なのはうれしく思う。
複雑さを極めるローマの祭りでもマゼールは心得て、
わかりやすく聞かせればいいというものではないし、
混沌としたところから力強いエネルギーを発散させ、
絡み合う様々な要素を抉り出しては、引き込まれる。
マゼールならではの魅力が詰まっており、感動した。
このコントロールと聞かせ上手はやはり天才である。

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