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2020年9月12日 (土)

スヴャトスラフ・リヒテル 19

リヒテルとボロディン弦楽四重奏団による
ブラームスのピアノ四重奏曲 第2番 イ長調 作品26
1983年6月にトゥールのグランジュ・ドゥ・メレで収録。
1990年頃であったか?吉田秀和の「名曲の楽しみ」で
このリヒテルのブラームスが放送されて、録音して、
繰り返し、繰り返し聞いて、その後にCDを買ってきて、
持っているのがこれなのだが、久しぶりに聞いている。
リヒテルのオイストラフと共演したヴァイオリン・ソナタや
ボロディン四重奏団とのピアノ五重奏曲もあるけれど、
リヒテルの演奏をきっかけにブラームスの室内楽が、
すごく好きになった時期があったのだが、その頃に
夢中になって聞きこんでいたのがこの演奏であった。
リヒテルの剛と柔の音色の使い分けは独特であり、
その剛の豪快さに昔は圧倒されて感動していたが、
いまはちょっと際立ちすぎかなと思うところもあって、
柔らかい響きの方に魅力を感じられるようになった。
1980年代以降は、リヒテルは静の表現が特長で
晩年のスタイルが確立されていくけれど、これなど
まさに代表的な演奏で本当にリヒテルならではだ。
淡白に弾いているのだけど、なぜかひたすら深い。

PHILIPS PHCP-3546

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