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2020年9月11日 (金)

キース・ジャレット 62

1996年のキース・ジャレットを聞いている。
A Multitude of Angelsでフェッラーラでのソロ・コンサート。
1996年10月25日にフェッラーラのテアトロ・コムナーレ。
1996年のイタリア・ツアーから続いて、フェッラーラでの
ソロ・コンサートで派手さはないけれど、引き込まれる。
全体の構成において、大きな変化を作る方向ではなく、
すると淡々と進み、小さな変化を拾って細かな展開で、
強烈なオスティナートで盛り上げていくのは独特だが、
ファンを夢中にさせる要素は揃っている。静かな中に
抑圧された熱気が閉じ込められており、時間をかけて、
それが解き放たれた先に現れるのは、再び静寂という、
浄化された響きと救済の感覚だけど、感動的である。
聞けば聞くほどに陶酔は深まるのだけど、この演奏が
即興演奏という点で、本来はその場限りのものであり、
会場でその時間を共有している人と録音という記録で
さらに協調を深めていく形態と両面を心得ていることで
キース・ジャレットは残すことにこだわっているのかも。

ECM 2501 570 2466

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