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2020年9月 9日 (水)

リッカルド・ムーティ 30

ムーティ指揮フィルハーモニア管弦楽団で
レオンカヴァッロの歌劇「道化師」を聞いている。
1979年5,6,8月にロンドンのワトフォード・タウンホール。
「カヴァレリア・ルスティカーナ」に続いて「道化師」だが、
こちらは鋭さよりもたっぷりと鳴って、重厚さが出ている。
同時に上演されることの多いこれらの作品ではあるが、
ムーティの示すそうした方向性の違いに作品の性格が
表れているのかもしれない。豪快な合唱の仕上がりなど、
どこかヴェルディの雰囲気を醸し出している。どちらも
一幕オペラのコンクール作品だが、若いときの作曲で
そんなことを思わせない傑作である。「道化師」の方は
二幕の構成だと審査されたのだが、後半の劇中劇で
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」に似ていて、
第3幕の歌合戦の雰囲気だが、時代的に影響はある。
カニオのホセ・カレーラスがこの二作品で主役を歌い、
ネッダがレナータ・スコット、トニオがカリ・ヌルメラ。
シルヴィオに34歳のトーマス・アレンが出演している。

CDR979

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