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2020年9月17日 (木)

アルフレッド・ブレンデル 32

アルフレッド・ブレンデルによるベートーヴェンで
ピアノ・ソナタ 第4番 変ホ長調 作品7
ピアノ・ソナタ 第5番 ハ短調 作品10-1
1977年6月1-10日にロンドンで収録されている。
ブレンデルの二度目の全集を収録順に聞いている。
昔のインタビュー記事で、この変ホ長調について、
「熱情」よりも情熱的な作品であると書いてあったが、
激しいまでではなくてもいきいきと元気な演奏である。
この曲を聞く度にブレンデルのその解釈を思い出す。
作品7のソナタは大好きでシンプルながら深い響き。
音の力強さ(激しさ)より内面的な一途な心(想い)を
情熱とブレンデルは表現したのだと思う。素晴らしい。
ハ短調については、後の1995年の再録音の方が、
より自由に感情的だと思うのだが、それに比べて、
こちらは逆に引き締まって、流れるような演奏であり、
ブレンデルとしてはスタイリッシュな印象もあるのだが、
この1970年代の演奏は、やはり抑制が効いていて、
そこが好きならば、三度目の全集に優るとこもある。

DECCA 478 2607

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