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2020年10月 4日 (日)

サンソン・フランソワ 7

サンソン・フランソワでドビュッシーの作品。
前奏曲集 第1巻
1968年4,5月にパリのサル・ワグラムで収録、
前奏曲集 第2巻
1969年5月にモンテカルロのサル・アルカザール。
いかにも雰囲気のある絵画的情景に引き込まれる。
大胆な余韻は効果的であり、サンソン・フランソワの
想いがしっかりと伝わってきて、これは感動的である。
1960年代の演奏スタイルで、フランス人の描き出す、
ドビュッシーの世界というのは、こうであったのだ。
これを聞くと改めて思うのだけど、ミケランジェリが
1978年に前奏曲集 第1巻を録音して、その登場で
何もかもが変わる。隅々まで完璧なコントロールで、
精妙な響きと徹底したバランス感覚、調和した造形、
以後はそれが基本となる。比べたら、どうしたって、
サンソン・フランソワは個性的に聞こえてしまうのだ。
前奏曲集 第2巻は、音楽の表情と響きの煌めき、
光と影、色彩の変化を楽しんで、さらに好きである。
しかし残念ながら、第11曲「交代する三度」だけが
入っておらず、元テープの破損か?など想像したが、
録音がされなかったということらしい。気に入らず、
録り直しを考えていたが、未完のまま、亡くなった、
ということかもしれない。練習曲集も未完である。

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