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2020年10月 1日 (木)

ボリス・ベレゾフスキー 1

ボリス・ベレゾフスキーでショパンを聞いている。
12の練習曲 作品10、12の練習曲 作品25、
3つの新しい練習曲(遺作)
1991年2月にベルリンのテレデック・スタジオで収録。
これはロシアのショパンである。1990年代前半の頃の
ロシアのピアニストは、実にこうした演奏法であった。
というのもまだリヒテルが現役であった時代なのである。
音が力強く立ち上がり、彫りが深く、細やかさの対比に
独特の荒々しさで嵐のような激しい表情を聞かせる。
こうした叩きつけるような響きは、ショパンの作品では
現在はあまり聞かれなくなってしまったように思われる。
チャイコフスキー・コンクール優勝以降、こうした形で
ベレゾフスキーは何とも強烈な存在感を発揮していた。
いかにも若さで止められない勢いであったのだが、
現在の素晴らしさもあって、かつての演奏が光り出す。

TELDEC 2564 66468-4

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