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2020年10月12日 (月)

アンドレ・クリュイタンス 6

アンドレ・クリュイタンス指揮ベルリンフィルによる
ベートーヴェンの交響曲全集を収録順に聞いている。
交響曲 第8番 ヘ長調 作品93
1957年12月10-17日にグリューネヴァルト教会、
交響曲 第5番 ハ短調 作品67
1958年3月10,11,13日にグリューネヴァルト教会。
1957年というステレオ録音が導入された時期であり、
左右に音は分かれているのだが、それぞれの偏りが
ハッキリしすぎて、それはそれで少し違和感がある。
最初の段階であり、まだ仕方ないのかもしれないが。
演奏は腰が低く、非常に重厚なベートーヴェンだ。
軽やかに響くこともある第8番が、どこを聞いても
力強く、魂のこもった表現であり、時代を感じるが、
そこが味わいである。第5番はより自然な呼吸で
音の広がりもよい印象となって、これは感動的だ。
名演だと思う。同じく歴史を感じるところはあるが、
重厚さと美しい輝きが両立して、ベルリンフィルの
魅力がしっかりと伝わってくる。戦後の復興から
いよいよ楽団も本格的に始動したということか。

ERATO 0190295381066

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