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2020年10月13日 (火)

内田光子 4

内田光子でシューマンの作品を聞いている。
森の情景 作品82
ピアノ・ソナタ 第2番 ト短調 作品22
暁の歌 作品133
2013年5,6月にノイマルクトのライトシュターデル。
ますますシンプルな響きになって、一方で音楽は、
より立体的な仕上がりとなり、動的要素は激しく、
静弱は神秘的なまでに瞑想の安らぎで感動的だ。
昔からこだわりの強い完璧な演奏を聞かせてきた
内田光子ではあるが、このスタイルも完成されて、
その究極を聞いている感がある。これについては、
毎回、そういうことを書いてきた気はするのだが。
ピアノ・ソナタ 第2番も激しい表情を生み出して、
大胆な起伏を作っているのだが、それだけでなく、
ハッとするような美しさは弱さや儚さの中にあり、
そこが日本人的な心で、我々には共感がある。
そして暁の歌には、さらに微妙な揺れ動きがあり、
本当に感動的なシューマンだ。実に通な味わい。

DECCA 478 5393

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