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2020年10月 7日 (水)

マレイ・ペライア 13

マレイ・ペライアでシューマンの作品を聞いている。
交響的練習曲 作品13、蝶々 作品2
1976年4,12月にニューヨークの30番街スタジオ。
交響的練習曲は遺作変奏付きで、その配置がまた
独特な並べ方であり、興味深く、聞き入ってしまう。
非常に丁寧に旋律をくっきりと浮かび上がらせて、
細やかな表現までこだわり抜いて再現している。
ペライアの繊細な表情が効果的かと想像するが、
それだけではなく、力強い迫力の運動性も充実。
交響的練習曲は各変奏の特徴を際立たせており、
連続した流れはそれほど感じさせないが、一方で
蝶々は次々と現れる小品が、ひとつの連続性で
歌い継がれており、実に美しい仕上がりである。
ずっと後のことで、1990年代の後半であったか、
指の故障による活動休止から復帰したときに
音楽が立体的になったと感じたのだが、改めて
1970年代の演奏を聞いているとこちらもすでに
立体的であった。対比も効いて、深みがある。

SONY 88985416702

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