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2020年11月17日 (火)

ファジル・サイ 2

ファジル・サイでベートーヴェンの作品を聞く。
ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 作品37
ジャナンドレア・ノセダの指揮による
フランクフルト放送交響楽団との協演、
2013年2,3月にフランクフルト・アルテ・オーパー、
ピアノ・ソナタ 第32番 ハ短調 作品111
ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調 作品27-2
2013年10月にイスタンブールのゾーリュー・センター。
オーケストラの前奏から非常に個性的な表情を見せ、
ジャナンドレア・ノセダも相変わらず熱い指揮であり、
これは期待が高まってしまう。ピアノが入ってくると
ファジル・サイはここでもやりたい放題の奔放さで
しかし変わってきたのは、身勝手な自由ではなく、
きちんと説得力が伴っているのである。基本的に
よく歌い、強いところは迫力を出し、弱音は繊細に
歯切れのいいところはまるで飛び跳ねるように弾く。
音楽を豊かに表現するということに尽きるのである。
他と変わっているというのは、表面的なところであり、
聞けば聞くほどにそんなことはどうでもよくなってくる。
ピアノ協奏曲のカデンツァはファジル・サイの自作で
知っていたけれど、やはり驚く。かなりの衝撃である。
ロマンティックな曲調であり、そこにここでの方向性が
示されているともいえるが、それも含めて私は好きだ。
後半のピアノ・ソナタもより力が抜け、自由度は増し、
常識と全く違う方法ながら、自然な仕上がりである。

Naive V5347

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