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2020年11月18日 (水)

ダヴィッド・フレイ 6

ダヴィッド・フレイでシューベルトの作品を聞いている。
ピアノ・ソナタ 第18番 ト長調 D.894「幻想」
ハンガリーのメロディ ロ短調 D.817
ジャック・ルヴィエとの共演による4手の演奏で
幻想曲 ヘ短調 D.940
アレグロ イ短調 D.947「人生の嵐」
2014年11月3-6日にパリのノートルダム寺院で収録。
柔らかい響きとこの上なく滑らかに進む音楽の進行で
なんという美しい演奏であろう。和音の連打によって、
音楽の微妙な変化に表情が生まれていくが、そこでの
角の出ない優しく包まれる感覚というのは、究極的だ。
親しみの旋律はよく歌い込まれて香り立つようであり、
残響が生み出す余韻のコントロール、調和も最高だ。
細やかな動きもきれいに鳴り響いて、強さの出てしまう、
無理な場面というのが一切なくて、本当に素晴らしい。
シューベルトには4手の作品で多くの傑作があるが、
師匠のジャック・ルヴィエとの演奏はさらに魅力的で、
音が倍の大きさになってしまうことはなく、繊細であり、
ジャック・ルヴィエが穏やかに低音部をまとめている。
間違いなく、これまででも一番美しいシューベルトだ。

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