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2021年1月31日 (日)

スヴャトスラフ・リヒテル 25

スヴャトスラフ・リヒテルの1977年の演奏で
ショパンのスケルツォ 第1番 ロ短調 作品20
スケルツォ 第2番 変ロ短調 作品31
スケルツォ 第3番 嬰ハ短調 作品39
スケルツォ 第4番 ホ長調 作品54
1977年7月にミュンヘンで収録されている。
スケルツォの演奏としては、異色だと思うのだが、
ここでのリヒテルは、奇跡のような鮮やかさで、
昔から大好きな演奏である。完全に力が抜けて、
すべてにおいて軽やかで、柔らかい響きであり、
ショパンの演奏としては、表情付けは控えめで
そっけないほどではあるのだが、本当の名演。
雑念を削ぎ落して、可能な限りシンプルな形に
作品の本質に迫った結果、美しい響きだけが
そこに残ったという印象である。最初は驚くが、
聞けば聞くほどに深い世界が広がってくる。
リヒテル以外には考えられない感動の演奏。

Melodiya VICC-2059

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2021年1月30日 (土)

チコちゃんに叱られる

NHK「チコちゃんに叱られる」より

「ニワトリはなぜ朝に鳴く?」
ニワトリの群れで鳴くのはオスだけである。
群れの中で一番強いボスオスが最初に鳴き、
自分の縄張りを他のオスに対して主張する。
それにより群れでの無駄な争いを避けている。
順番に鳴くことでオスの序列を確認している。


「なぜへそくりっていうのか?」
綜麻繰り金(へそくりがね)のことである。
綜麻(へそ)を繰って稼いだお金のこと。
麻の糸をまとめて、巻き取って作ったのが、
綜麻である。それを売って得た金のことを
綜麻繰り金といった。家計の助けに綜麻を
作っていたが、その一部を実家の親の分で
こっそり貯めていたのが、へそくりとなった。
江戸時代には、万が一のときのために
子が親の経帷子を作っていた風習による。


「ぬか漬けはなぜおいしいのか?」
米糠には、鉄分やカルシウムなどの栄養素が
豊富に含まれている。米糠に食塩水を入れ、
野菜の切れ端を入れることで野菜の酵母や
乳酸菌が糠床に移る。乳酸が増え、酸性になり、
有害な雑菌の増加は抑えられる。かき混ぜて、
新しい酸素を糠床に入れることで雑菌の増加を
防いでいる。うま味成分の昆布を入れておき、
塩の浸透圧によって、野菜から水分が出て、
糠床のうま味、香り、酸味、ビタミン、ミネラルが
代わりに野菜に入る。キュウリ、ナス、大根など、
水分の多い野菜の方が、ぬか漬けには合う。

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2021年1月29日 (金)

キース・ジャレット 75

2002年のキース・ジャレットを聞いている。
ECMのRadianceで東京でのソロ・コンサート。
2002年10月30日に東京文化会館で収録。
大阪の演奏から三日後の東京に移動しての録音で、
こちらは抜粋して収録されているが、素晴らしい。
やはり現代音楽で即興演奏という共通点はあっても
一般的なジャズのイメージからは遠ざかっている。
ますますキース・ジャレットの世界は深まりつつあり、
ファンにはたまらないものがある。ジャズというより
むしろバロック音楽に近付いているところもあって、
会場も東京文化会館だし、印象はクラシック寄りだ。
そういうジャンル分けをしようとしているところが、
すでにナンセンスなのであって、この世界は特別で
キース・ジャレットは無二の存在である。感動した。
これ以降は、キース・ジャレットのトリオの録音が
減ってしまって、CDはソロのライブが中心となる。

ECM 1960/61 986 9818

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2021年1月28日 (木)

キース・ジャレット 74

2002年のキース・ジャレットを聞いている。
ECMのRadianceで大阪でのソロ・コンサート。
2002年10月27日にフェスティバルホールで収録。
1996年の秋に休養して、1998年の年末の復活から
キース・ジャレットのソロ・コンサートとして聞けるのは、
この2002年の日本ツアーでの大阪公演が最初となる。
前半と後半で完全な二部構成で来た演奏スタイルが
ここから変わり、様々な音楽が自由に次々と現れる、
その後の形態が、はじめてここで示されるのである。
現代音楽のクラスターによる破壊性と不協和音での
極端な運動性が冴えわたり、前衛音楽への傾倒が
ここでは顕著になって、私は好きでかなりハマった。
美しく親しみやすい音楽と現代的な破壊の音楽を
境界の曖昧さは捨てて、交互に演奏していくという、
そこに行きついたのだなとここではその印象である。

ECM 1960/61 986 9818

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2021年1月27日 (水)

ヴァレリー・アファナシエフ 28

ヴァレリー・アファナシエフによるショパンの作品で
夜想曲 変ロ短調 作品9-1、嬰ヘ長調 作品15-2、
嬰ハ短調 作品27-1、変ニ長調 作品27-2、
ロ短調 作品32-1、ト短調 作品37-1、
嬰ヘ短調 作品48-2、嬰ハ短調、ハ短調(遺作)
1999年6,7月に笠懸野文化ホールで収録。
アファナシエフの独特の感覚によるスローテンポで、
遅いのはいいのだが、硬質な響きが私は気になる。
もっと柔らかい仕上がりであったなら、さらにいい。
柔らかければ、自然と音楽も軽くなってくると思うが、
ここでは堅さと同時に重さが感じられるのである。
硬い響きというか、その重さというのは、ここでの
音楽に内在している力強さなのかもしれない。
アファナシエフの決意と強い想いが感じられるが、
現在ならば、もっと自然にそれが実現されるかも。

DENON COCO-70868

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2021年1月26日 (火)

クラウディオ・アバド 60

クラウディオ・アバド指揮ミラノ・スカラ座で
ヴェルディの歌劇「アイーダ」~第3幕と第4幕、
1981年1月にミラノのCTCスタジオで収録。
前半の第1幕と第2幕からずっと聞いているが、
アバドの引き出す精緻な響きが素晴らしい。
ライブ録音ではないので、舞台はないのだが、
音楽がここでの物語に実に緊迫感を与えている。
ドミンゴのラダメスが聞きものであり、なんという
輝きの歌声と眩しいまでの存在感に感動する。
ドミンゴの活躍はそれ以前から現在に至るまで
長く第一線にあり続けてきたが、まさにここで、
これこそが絶頂の歌声でないかと思ってしまう。
ヴェルディの最高傑作ともいえる「アイーダ」だが、
名盤として知られるアバドの演奏で聞くとやはり
隅々にまでこだわり抜かれた響きで満たされた。

DG 479 0379

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2021年1月25日 (月)

クラウディオ・アバド 59

クラウディオ・アバド指揮ミラノ・スカラ座で
ヴェルディの歌劇「アイーダ」~第1幕と第2幕、
1981年1月にミラノのCTCスタジオで収録。
アバドの追求している音は、真実の響きであり、
きびきびと動きもいいし、明瞭に鮮やかだが、
音色としては渋いのである。ファンにとっては、
それがたまらない。でも少しここで思うのは、
ミラノの聴衆としては、輝きのムーティの方が
やはり好みなのではないかと、数年後には、
アバドはウィーンに移り、さらにはベルリンへと
活動場所を変えていったのはわかる気がする。
透明感は圧倒的だし、研ぎ澄まされた感覚が、
全体からひしひしと伝わってくる。感動的である。
しかし第2幕になり、勝利の凱旋の場面になると
響きも一気に明るくなって、輝かしく盛り上がる。
ドミンゴとリッチャレッリは絶頂期の歌唱であり、
エジプト王のライモンディや祭司長ラムフィスの
ニコライ・ギャウロフなど、バスの歌声も最高。

DG 479 0379

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2021年1月24日 (日)

ジュゼッペ・シノーポリ 10

ジュゼッペ・シノーポリ指揮フィルハーモニア管弦楽団で
マーラーの交響曲 第5番 嬰ハ短調
1985年1月25‐29日にオール・セインツ教会で収録。
私のマーラーの原点のような一枚を出してみた。
久しぶりにシノーポリ指揮でマーラーを聞いている。
遅いテンポで濃厚に描きこまれているイメージだが、
この第5番に関しては、しなやかに流麗な響きで
とにかく美しい音色を引き出すことへのこだわりが
異常に強いことを感じる。それがシノーポリへの
使命なのであり、音楽の表情が細やかに精妙に
描き出されるのであって、聞いている我々の耳にも
結果として心地よいのである。解体して、分析する、
シノーポリの解釈法が先入観となりがちなのだが、
響きのコントロールやバランス感覚も実に自然だし、
平衡感覚が強くて、改めて聞くと発見も多いけれど、
やはり名盤である。1980年代のマーラー・ブームで
こうした録音もまもなく40年が経過しようとしており、
時間の流れには驚くが、音楽の輝きは変わらない。

DG F35G20046

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2021年1月23日 (土)

チコちゃんに叱られる

NHK「チコちゃんに叱られる」より

「鮭とサーモンの違いはなに?」
すべてサケ科で生物学的に区別はない。
サーモンは養殖物で、生で食べられる。
鮭は天然物で、生で食べることができない。
アニサキスが寄生していることがあって、
煮る、焼くなど、天然物は加熱して食べる。
江戸時代には、ご飯によく合うと塩鮭が
朝のおかずの定番であった。35年前に
ノルウェーから生で食べられる養殖鮭が
持ち込まれ、日本は世界でも珍しく魚を
生で食べる食文化があり、回転寿司から
広まっていった。当時のサーモンは身が
白かったが、エビやカニなどの色素が
含まれるエサを与え、天然鮭に近い色の
赤いサーモンが養殖されるようになった。


「厄年ってなに?」
厄年とは役割を担う年である。数えの歳で
男の25、42、61歳、女の19、33、37歳。
人生の大事な節目であり、転機でもあり、
病気や怪我になりやすい時期でもある。
男の25歳、女の19歳は結婚の時期で、
所帯を持ち、男は田畑でも役を受けた。
42歳になると祭りでの大役を務めて、
61歳には長老的な役になることが多い。
19歳で結婚した女は、33歳の頃になると
一家の一員として認められるようになり、
37歳には、「しゃもじ渡し」が行われて、
家事全般の責任者となる。男もまた
その頃には、42歳となって家長となる。


「空気を読むってなに?」
人の表情には、喜び、怒り、悲しみ、驚き、
嫌悪、軽蔑、恐怖の7つの感情があり、
0.2秒で無意識のうちに表れる反射の後で
0.5秒には理性によりそれを打ち消している。
無意識の0.2秒~0.5秒の間に本音が表れ、
顔の表情からそれを読み取ろうとしている。

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2021年1月22日 (金)

1月22日の感想

昨日の夕方からパソコンのバックアップを取って、
いよいよ初期化の作業に入ったのが23時である。
一時間程度とあったので、はじめてしまったが、
完全な状態で初期化する設定を選択したので、
すると時間がかかるのである。初期化の完了が、
午前3時頃、それからWindowsのインストールで
一時間ほどで4時になっていたか、立ち上げで
音声ガイダンスに従って、やはり一時間ぐらい?
買ってきたときにはじめて立ち上げた状態になり、
すっかりうれしくなってしまったのだけど、眠くて、
ウイルスバスターだけ入れておくことにして、
体験版がすでにインストールされてあるので、
シリアルナンバーだけ入力すれば、そのまま
正式に使えるようになるのだが、違ったのは、
買ってから時間が経っているので、古いので
このWindowsでは使えないという警告が出る。
案内に従って、トレンドマイクロのサイトにて、
最新版をダウンロードしてくればいいのだが、
それもインストールできないのは、古いのが
残っているからで、そちらをアンインストール、
すると再起動しなくてはならない。などなど。
最新の状態にアップデートさせるところまで
やはりそれなりに時間がかかってしまった。
使いにくいので、画面設定など、少し直して、
朝の6時になってしまった。新しい状態は、
気持ちがいい。たまには初期化も必要かも。

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2021年1月21日 (木)

1月21日の感想

昨日の寝る頃なのだけど、パソコンが急に
重くなって、動かなくなって、またアップデートか、
タスクバーが使えず、スタートメニューが出なくて、
仕方なく、寝るのに強制終了して終えたのだが、
朝になって、起動させても「お待ちください」の
青い画面が長く続き、ロック画面の景色の写真で
その先に進めない。メーカーに電話してしまったが、
この現象はよくあって、問い合わせも多いそうで、
故障ではないようで、アップデートが原因ならば、
待つしかないそうだ。その話を聞くと安心するが、
どうしても景色のロック画面で止まってしまうので、
初期化しようと切り替えて、セーフモードで起動し、
バックアップを取って、外付けHDに避難させた。

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2021年1月20日 (水)

ボリス・ベレゾフスキー 3

ボリス・ベレゾフスキーでラフマニノフを聞いていく。
ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 作品30
エリアフ・インバル指揮フィルハーモニア管弦楽団、
10の前奏曲 作品23~第6番 変ホ長調、
第5番 ト短調、第10番 変ト長調、
第9番 変ホ短調、第2番 変ロ長調
1991年7月にワトフォード・タウンホールで収録。
ベレゾフスキーとしては意外な仕上がりにも思えて、
迫力と勢いで駆け抜けるかという予想に反して、
繊細さを大切にして、丁寧に細やかな表情付けで
何と精密に描き込まれていることか。緻密である。
驚異的なテクニックで安定したコントロールであり、
細部の完成度には聞き入ってしまう。一方では、
その客観性により熱気に欠けて、盛り上がりの
足りないところもあるけれど、美しい演奏である。
インバルの指揮もラフマニノフの音楽を分析して、
解体して、明瞭に聞かせていくところは興味深い。
余白の前奏曲も弱音が印象的で豪快さを脱却。

TELDEC 2564 66468-4

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2021年1月19日 (火)

ベルトラン・ド・ビリー 4

ベルトラン・ド・ビリー指揮ウィーン放送交響楽団で
ベートーヴェンの歌劇「フィデリオ」から第3幕、
1805年の初演時を再現しての上演である。
2005年8月にアンデア・ウィーン劇場で収録。
「フィデリオ」の後半であり、第3幕を聞いている。
地下牢の悲劇的で緊迫した響きが素晴らしい。
ベルトラン・ド・ビリーがリアルな感触で明瞭に
鮮烈な音を引き出しているので心に響いてくる。
フロレスタンの嘆きの歌が何と魅力的なことか。
この暗いはじまりから救出と勝利の物語であり、
その力強く輝きに満ちた展開はいかにもという、
やはりベートーヴェンの偉大な傑作である。
初演版は非常に興味深い。序曲に関しては、
「レオノーレ」序曲の方がよいように思われる。
舞台に関しては、整理された改訂版の方が、
よくまとまって、密度が高い印象があるか。
しかしムラがあったとしても初演の再現には、
初版ならではの勢いと新鮮さが存在している。

OEHMS OC919

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2021年1月18日 (月)

ベルトラン・ド・ビリー 3

ベルトラン・ド・ビリー指揮ウィーン放送交響楽団で
ベートーヴェンの歌劇「フィデリオ」から第1幕と第2幕、
1805年の初演時を再現しての上演である。
2005年8月にアンデア・ウィーン劇場で収録。
レオノーレ序曲 第2番ではじまり、全3幕の構成、
後に削除された曲、修正された曲も演奏されるし、
独特な印象が面白い。ブルックナーの交響曲が
初稿で演奏されるとむしろ前衛的な感じがするが、
それに似ていて、ここでのベルトラン・ド・ビリーが、
不確定要素を際立たせているのかもしれないが、
半音階的に安定しない感覚も見られて、新しい。
削除された曲に関しては、逆だけど、普段に比べ、
追加されているように思ってしまうので、やはり、
音楽的には後の改訂版の方が合理的な流れだ。
上演形体に関心が向いてしまうのだが、演奏も
ベルトラン・ド・ビリーはいきいきとリアルな音色で
生命力あふれる音楽に感動する。明日は第3幕。

OEHMS OC919

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2021年1月17日 (日)

1月17日の感想

20210117

新型コロナウイルスの一日の感染者数を
自分でグラフにしたら、何か発見があるか?
11月1日以降の増減を示したグラフである。
この一週間は、まだ上がるのではないかと
予想していたが、東京、神奈川に関しては、
先週に比べると増加傾向は止まりつつある。
相変わらず多いことには違いないのだけど。
でも一方で他県はかなりの増加傾向であり、
全国の感染者数は増えて、広がっている。
新しい週がどうなるか、まだわからないが、
緊急事態宣言下でこのまま減少傾向を願う。

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2021年1月16日 (土)

チコちゃんに叱られる

NHK「チコちゃんに叱られる」より

「金縛りってなに?」
目覚めていると思っているが、夢の一種で
金縛りのときにも普通に眠っているが、
その状態は睡眠麻痺という現象である。
眠ってすぐの眠りの浅いレム睡眠のときに
金縛りになることが多い。昼寝のし過ぎや
寝る前に深い睡眠を経験すると寝てすぐに
レム睡眠になることがあり、脳が活発に
活動して、目覚めている感覚になって、
金縛りになる。そのとき心臓は速く動いて、
胸が苦しいという感覚になることがある。
よって金縛りで恐怖体験を話すことが多い。
歳とると寝つきが悪く、金縛りになりにくい。


「メリーゴーラウンドはなぜ回る?」
17世紀のフランスにおいて、馬に乗って
槍を持ってする競技の馬上槍試合の練習で
貴族の庭園に練習器具として設置された。
後に電球で飾り、音楽が流れる遊具となって、
日本では1918年、浅草木馬館に設置された。


「やたらと赤信号に引っかかるのはなぜ?」
各都道府県にある交通管制センターで
道路の交通状況は見守られている。
信号周辺には車両感知器や交通調査用の
テレビカメラが設置されており、交通量や
道路の渋滞の状況が把握されている。
渋滞を抑制する系統制御システムと
車の速度が合わないと信号が赤になる。

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2021年1月15日 (金)

キース・ジャレット 73

2002年のキース・ジャレットを聞いている。
ECMのup for itというアルバムであり、
アンティーブ・ジャズ・フェスティバルでの録音。
If I Were a Bell, Butch & Butch,
My Funny Valentine, Scrapple From The Apple,
Someday My Prince Will Come,
Two Degrees East, Three Degrees West,
Autumn Leaves - Up for It
2002年7月16日にジュアン・レ・パンで収録。
ゲイリー・ピーコックとジャック・ディジョネットとのトリオ。
2002年7月はスタンダード・トリオでイタリア、スペイン、
フランスの各地をまわり、半ばでジュアン・レ・パンの
アンティーブ・ジャズ・フェスティバルに参加している。
コンサートホールの落ち着いた時間の流れと違って、
夏のジャズ・フェスティバルであり、その熱い空気に
録音でも会場に吸い込まれていくようで興奮する。
選曲も魅力的だし、レコードとしても聞くべき一枚だ。
後半、枯葉から自作になだれ込むのには感動した。

ECM 1860 038 317-2

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2021年1月14日 (木)

ヘルベルト・ブロムシュテット 19

ブロムシュテット指揮サンフランシスコ交響楽団で
ブルックナーの交響曲 第4番 変ホ長調
1993年6月にデイヴィス・シンフォニーホールで収録。
ブロムシュテットが得意としているブルックナーだが、
サンフランシスコでの録音は第6番とこの第4番で
とにかく素晴らしく、他の交響曲がないのは残念だ。
サンフランシスコ時代のブロムシュテットに共通の
眩しいまでの明瞭な響きは何とも輝かしい音色で
ブルックナーの緻密に織りなす様々な作曲手法を
不思議なぐらいに明確に音に再現して完璧である。
徹底したコントロールとブロムシュテットの要求に
サンフランシスコ交響楽団はどこまでも応えて、
この完成度の高さには、聞く側も圧倒されてしまう。
そういえば、ドイツ的な深い響きはあまり聞けなくて、
しかしそこが気にならないのは、ブロムシュテットの
音楽への誠実さとブルックナーへの愛情である。

DECCA 478 6787

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2021年1月13日 (水)

リッカルド・ムーティ 33

ムーティ指揮フィルハーモニア管弦楽団で
ヴェルディの歌劇「椿姫」から第2幕第2場と第3幕、
1980年7月5-15日にロンドンのキングズウェイ・ホール。
後半へと向かうにしたがって、音楽も変わってくるが、
ムーティの引き出す音色はますます豊かになってくる。
一方で明確で力強い響きゆえにそうした方向性で
歌手や合唱がときに絶叫のような印象になるのは、
残念ではある。しかしやはり圧倒的な素晴らしさだ。
という点では、第3幕の病に倒れたヴィオレッタで
レナータ・スコットの歌は聞く人の心に訴えてくる。
ヴェルディの最後の場面での悲痛な音楽は格別だ。
有名な「過ぎし日よ、さようなら」だが、名アリアが、
そこだけが特別ということでなくて、全体の調和で、
「椿姫」は名曲が多々あり、それゆえに上演も多い。
しかし記録だと初演は大失敗に終わったらしい。
現在はいうまでもなく、歌劇の最高傑作である。

Warner 0190295945886

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2021年1月12日 (火)

リッカルド・ムーティ 32

ムーティ指揮フィルハーモニア管弦楽団で
ヴェルディの歌劇「椿姫」から第1幕と第2幕第1場、
1980年7月5-15日にロンドンのキングズウェイ・ホール。
ムーティのフィルハーモニア管弦楽団とのヴェルディは
この「椿姫」が最後である。独特の筋肉質な響きであり、
力強い推進力は圧倒的でこの世界に引き込まれる。
じっくりと歌い込む濃密な音色とキビキビとした動きの
その対比はいかにもムーティの特長であり、感動する。
屋敷での賑やかなパーティーの場面で、乾杯の歌や
ヴィオレッタの「ああ、そは彼の人か」「花から花へ」と
明るく晴れやかに躍動的な第1幕は有名な導入で、
それから月日が過ぎて、第2幕は雰囲気も変わり、
アルフレートの父ジョルジョ・ジェルモンが登場して、
レナート・ブルゾンが歌っているのだが、素晴らしい。
心のすれ違いや誤解、様々な想いが絡み合って、
音楽はますます充実していく。やはり名盤である。

Warner 0190295945886

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2021年1月11日 (月)

コリン・デイヴィス 11

サー・コリン・デイヴィス指揮ボストン交響楽団による
メンデルスゾーンの交響曲 第4番 イ長調 作品90
劇音楽「真夏の夜の夢」~序曲 作品21
スケルツォ、夜想曲、結婚行進曲 作品61-1,7,9
1976年1月にボストン・シンフォニーホールで収録。
遅めのテンポ設定でくっきりと明瞭な響きを聞かせ、
とにかく几帳面にすべての音が聞こえるようにと
コリン・デイヴィスの独特の丁寧な音作りである。
音楽のその場の勢いや流れはあまり重視されず、
きちんとした佇まいで端正にこの上なく誠実であり、
流麗さはあまり感じられないのだけど、いま聞くと
これが何とも深い感動で、心惹かれるのである。
ボストン交響楽団が渋い音色だが、軽やかさと
きめ細かな響きで指揮者と一体に魅力的である。
「真夏の夜の夢」の音楽も物語より実に交響的で
劇の要素はどこにもないのだが、それが実にいい。

DECCA 482 4532

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2021年1月10日 (日)

1月10日の感想

20210110

新型コロナウイルスの一日の感染者数の
このところの急な拡大はこういった具合である。
改めていうまでもなく、恐ろしく凄まじい勢いだ。


三連休の初日、昨日、スーパーへ買い物に
行ってきたのだが、そこで大学生ぐらいの
男の子たち数人が、大量の食材を買い込み、
鍋パーティーでもするのか、そうした一団を
目撃した。国会議員への苦言ではないが、
4人以下だって、会食をすれば感染するし、
店が時間短縮だから、ならば家でやろうと
場所ではなく、集まれば感染するのである。
緊急事態宣言でも危機意識はないのだなと、
これでは感染者を減らすのは容易ではない。
今回の緊急事態宣言は長くなるであろう。

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2021年1月 9日 (土)

クラシックCD専門ブログ開設

これまでの15年間の記事から整理をして、
クラシックCD専門の新しいブログを開設した。


クラシックCD 鑑賞の記録
http://ttclassic.livedoor.blog/


内容は同じなのだけど、演奏家やレーベルで
カテゴリー分類をして、検索できるようにしたのと
聞いてみたいけど、探せない、見つからないという、
そうした声に応え、そして廃盤になっているものは
新しい型番を紹介して、お手伝いができるように
わかりやすく整理されている名盤リストを目指した。


訪問者が少なく、宣伝させてください。

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2021年1月 8日 (金)

クラウス・テンシュテット 1

クラウス・テンシュテット指揮ベルリンフィルによる
シューマンの4つのホルンのための小協奏曲 作品86
交響曲 第3番 変ホ長調 作品97「ライン」
1978年10月にベルリンのフィルハーモニーで収録。
テンシュテットというとロンドンフィルのイメージだが、
ベルリンフィルとも数多くの録音が残されている。
その初期のものだが、シューマンの交響曲であり、
勢いのある音色で引き締まった響きは素晴らしい。
テンシュテットは病気で早くに亡くなってしまって、
そういう記憶があるのだが、改めて調べてみると
1998年に71歳のときである。この1978年というと
52歳のときの録音で、そんなに若くはなかったのだ。
北ドイツ放送交響楽団の首席指揮者への就任も
翌年1979年だそうで、ロンドンフィルの音楽監督は、
さらに先の1983年である。そうした時期にあって、
ベルリンフィルと様々な録音を行っていたのだ。
マーラーの交響曲全集に関しては、1977年から
ロンドンフィルとの録音でこのときはじまっていた。

Warner 0 94433 2

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2021年1月 7日 (木)

ザルツブルク復活祭音楽祭2019

クリスティアン・ティーレマンの指揮による
ドレスデン国立歌劇場のワーグナーで
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
第3幕の後半で第4場の途中から第5場である。
2019年4月13,22日にザルツブルク祝祭大劇場。
第4場の後半で感動も頂点となる五重唱だが、
こうしたじっくり聞かせる音楽と勢い付いく場面と
現在のティーレマンはそうした対比を自在に操り、
メリハリある表現にしなやかさを感じるのである。
第5場で聖ヨハネ祭の歌合戦の場面となるが、
民衆の合唱が加わり、より響きも開放されて、
熱気を帯びてくるところだが、ティーレマンは、
最後まで精妙さを失わずに研き抜かれている。
この「マイスタージンガー」の経験値が高すぎて、
あまりにも深い理解と圧倒的な熟成度である。
細部に宿る輝きが特長的で、それは歌合戦で
ベックメッサーがしくじって、滑稽なところでも
見事に効果的なのであって、楽しくて仕方ない。
偉大な上演を聞くことができ、ただただ感謝だ。

Profil PH20059

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2021年1月 6日 (水)

ザルツブルク復活祭音楽祭2019

クリスティアン・ティーレマンの指揮による
ドレスデン国立歌劇場のワーグナーで
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
第3幕の前半で第4場の途中までを聞いている。
2019年4月13,22日にザルツブルク祝祭大劇場。
前奏曲から感じることだが、室内楽のようであり、
繊細な表情付けと圧倒的な透明感で感動的だ。
この10年でティーレマンは全く変わってしまった。
それ以前もよかったけれど、現在の素晴らしさは、
他では決して聞けない抜きん出た存在である。
驚異的に精妙であり、細やかな表現を聞かせ、
同時にそれは雄弁な音楽を創り出して、ときに
限界にまで大胆に飛躍して、この表現の幅は、
聞いたことがない。奇跡的な仕上がりである。
このザックスの仕事場での第3幕の前半は、
最も魅力的な場面であろう。聞き入ってしまい、
とにかく引き込まれてしまうが、ティーレマンも
実に聞かせている。間違いなく究極の名盤だ。
結論が出てしまったが、明日は第3幕の後半。

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2021年1月 5日 (火)

ザルツブルク復活祭音楽祭2019

クリスティアン・ティーレマンの指揮による
ドレスデン国立歌劇場のワーグナーで
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
今日はその第2幕を聞いている。
2019年4月13,22日にザルツブルク祝祭大劇場。
この第2幕は本当に楽しく、感動的な音楽である。
ザックスとエヴァ、ワルターが入れ替わり登場し、
最後にベックメッサーまで現われて、大混乱の
乱闘騒ぎに発展するという最高の面白さである。
音のみで聞いているので、様子はわからないが、
ザックスはゲオルグ・ツェッペンフェルトであり、
引き締まった歌声で熟考し、実に貫禄がある。
舞台上での演出は、そこはわからないけれど。
ベックメッサーは第3幕になるとさらに重要に
活躍するけれど、アドリアン・エレートであり、
これは期待が高まってくる。といった具合に
第2幕になると舞台も発展し、歌手の動きも
細やかに目立ってくるのだが、ティーレマンは
巧みに聴衆の関心を舞台上へと導いていき、
物語に深く引き込まれていくのは素晴らしい。

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2021年1月 4日 (月)

ザルツブルク復活祭音楽祭2019

クリスティアン・ティーレマンの指揮による
ドレスデン国立歌劇場のワーグナーで
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
今日はその第1幕を聞いている。
2019年4月13,22日にザルツブルク祝祭大劇場。
ティーレマンの指揮で「マイスタージンガー」全曲を
最初に聞いたのは、バイロイト音楽祭の録音で
20年ほど前になるのだが、その重厚な印象と
ゆったりとした足取りを思うと軽くしなやかで、
主導動機をデフォルメして聞かせていたのが、
現在は実に自然体で、よい流れとなっている。
何より明るい響きで輝きに満ちた音楽は独特。
ますます丁寧な音作りに精妙さは圧倒的だが、
現在のティーレマンは力が抜けて、清々しい。
幕が開くと室内楽のようなきめ細やかさであり、
隅々まで届いた繊細なまでの配慮に感動する。
今回もクラウス・フロリアン・フォークトが登場し、
ワルターといえば、この人であろうか。最高だ。

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2021年1月 3日 (日)

1月3日の感想

今年の三が日は、どこにも出なかったので、
世間の様子がわからない。箱根駅伝を見ていたら
あっという間に午後になっていて、駒澤大学が
ゴールの目前で抜いたのは、大興奮であった。
新聞の記事で見たのでは、新年の川崎大師は、
全く行列ができず、参拝は異例の様子らしい。
車の通る音がほとんどなくて、オートバイが
一台通ったのは、日本郵政の年賀状の配達。
正月の人の出は抑えられたのか。年末年始で
人の接触がなくなれば、感染者も減るであろう。

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2021年1月 2日 (土)

1月2日の感想

正月なので、年末から準備してあった特番で
テレビもバラエティとお笑いで一色になっており、
暗い話題は避けているのかもしれないけれど、
しかしそれにしてもニュースがやっていなくて、
情報がない。例年ならばニュースもないのだが。
12月はあれだけ一日中、朝昼晩とコロナ関連で、
情報があふれていたのにいまは何もないので、
わからないというので不安になる。恐らくこれから
東京都と近県で緊急事態宣言ということになり、
知事と西村大臣は三時間の協議をしたそうで、
正月二日からしっかり動いてくれているのだが。
この正月は、人の動きは止まったのであろうか。

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2021年1月 1日 (金)

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます
本年もよろしくお願いいたします。


夜はウィーンフィルのニューイヤーコンサートで
今年も元日に世界に向けて生中継されているが、
はじめての無観客での開催であり、客席に人が
誰もいない楽友協会での演奏は、どこか異様で
やはり残念である。今年のムーティの登場は、
80歳の記念であり、そしてウィーンフィルとの
初共演(1971年のザルツブルク音楽祭)から
50年を迎えるそうで、大切な演奏であったのだ。
ファンとしては、悲しくなる今年の状況である。
しかしムーティは元気そうで、おそらく例外なく、
二週間の隔離を経て、ウィーンも感染拡大で
大変な苦労を乗り越えて今日の演奏であり、
それを思うとやはり格別なことで感動する。

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