« リッカルド・ムーティ 32 | トップページ | ヘルベルト・ブロムシュテット 19 »

2021年1月13日 (水)

リッカルド・ムーティ 33

ムーティ指揮フィルハーモニア管弦楽団で
ヴェルディの歌劇「椿姫」から第2幕第2場と第3幕、
1980年7月5-15日にロンドンのキングズウェイ・ホール。
後半へと向かうにしたがって、音楽も変わってくるが、
ムーティの引き出す音色はますます豊かになってくる。
一方で明確で力強い響きゆえにそうした方向性で
歌手や合唱がときに絶叫のような印象になるのは、
残念ではある。しかしやはり圧倒的な素晴らしさだ。
という点では、第3幕の病に倒れたヴィオレッタで
レナータ・スコットの歌は聞く人の心に訴えてくる。
ヴェルディの最後の場面での悲痛な音楽は格別だ。
有名な「過ぎし日よ、さようなら」だが、名アリアが、
そこだけが特別ということでなくて、全体の調和で、
「椿姫」は名曲が多々あり、それゆえに上演も多い。
しかし記録だと初演は大失敗に終わったらしい。
現在はいうまでもなく、歌劇の最高傑作である。

Warner 0190295945886

|

« リッカルド・ムーティ 32 | トップページ | ヘルベルト・ブロムシュテット 19 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« リッカルド・ムーティ 32 | トップページ | ヘルベルト・ブロムシュテット 19 »