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2021年1月19日 (火)

ベルトラン・ド・ビリー 4

ベルトラン・ド・ビリー指揮ウィーン放送交響楽団で
ベートーヴェンの歌劇「フィデリオ」から第3幕、
1805年の初演時を再現しての上演である。
2005年8月にアンデア・ウィーン劇場で収録。
「フィデリオ」の後半であり、第3幕を聞いている。
地下牢の悲劇的で緊迫した響きが素晴らしい。
ベルトラン・ド・ビリーがリアルな感触で明瞭に
鮮烈な音を引き出しているので心に響いてくる。
フロレスタンの嘆きの歌が何と魅力的なことか。
この暗いはじまりから救出と勝利の物語であり、
その力強く輝きに満ちた展開はいかにもという、
やはりベートーヴェンの偉大な傑作である。
初演版は非常に興味深い。序曲に関しては、
「レオノーレ」序曲の方がよいように思われる。
舞台に関しては、整理された改訂版の方が、
よくまとまって、密度が高い印象があるか。
しかしムラがあったとしても初演の再現には、
初版ならではの勢いと新鮮さが存在している。

OEHMS OC919

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