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2021年1月 7日 (木)

ザルツブルク復活祭音楽祭2019

クリスティアン・ティーレマンの指揮による
ドレスデン国立歌劇場のワーグナーで
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
第3幕の後半で第4場の途中から第5場である。
2019年4月13,22日にザルツブルク祝祭大劇場。
第4場の後半で感動も頂点となる五重唱だが、
こうしたじっくり聞かせる音楽と勢い付いく場面と
現在のティーレマンはそうした対比を自在に操り、
メリハリある表現にしなやかさを感じるのである。
第5場で聖ヨハネ祭の歌合戦の場面となるが、
民衆の合唱が加わり、より響きも開放されて、
熱気を帯びてくるところだが、ティーレマンは、
最後まで精妙さを失わずに研き抜かれている。
この「マイスタージンガー」の経験値が高すぎて、
あまりにも深い理解と圧倒的な熟成度である。
細部に宿る輝きが特長的で、それは歌合戦で
ベックメッサーがしくじって、滑稽なところでも
見事に効果的なのであって、楽しくて仕方ない。
偉大な上演を聞くことができ、ただただ感謝だ。

Profil PH20059

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