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2021年3月 4日 (木)

コリン・デイヴィス 12

サー・コリン・デイヴィス指揮ボストン交響楽団による
シューベルトの交響曲 第8番 ロ短調 D.759
「魔法の竪琴」序曲 D.644(「ロザムンデ」序曲)
劇音楽「ロザムンデ」 D.797~バレエ音楽 第1番、
間奏曲 第3番、バレエ音楽 第2番
1982年3,12月にボストン・シンフォニーホールで収録。
サー・コリン・デイヴィスの指揮は、誠実そのもので
抑制を効かせ、出すぎることはないし、実に端正で
格調高い音楽である。心に響いて、なんとも美しい。
シューベルトの記したスコアに何かを加えることなく、
丁寧に忠実であれば、こんなにも感動的な音色が
鳴り出すのだ。コリン・デイヴィスはそういう表現で、
この指揮者にしかできない音楽が、ここにはある。
「未完成」も流れは滑らかであり、劇的な緊張感は、
ほとんど聞かれないのだが、モノトーンな色合いに
深みのある表現で、渋さの中の輝きがたまらない。
「ロザムンデ」の音楽では、さらに軽やかさが出て、
印象も明るくなって、この上ない幸福感なのである。

DECCA 482 4532

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