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2024年5月 1日 (水)

リッカルド・シャイー 11

リッカルド・シャイー指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団で
メシアンのトゥーランガリラ交響曲
ジャン・イヴ・ティボーデのピアノと
原田節のオンド・マルトノによって
1992年3月にアムステルダム・コンセルトヘボウ。
リッカルド・シャイーのボックスセットから聞いている。
この演奏は発売時に買って、そのときから聞いている。
トゥーランガリラ交響曲は、メシアンの代表作でもあり、
20世紀の音楽の中でも最も広く知られている作品だが、
この1990年代には、そんなにCDも種類はなかった。
そこに登場したシャイーによる最新の演奏であったし、
ジャン・イヴ・ティボーデが参加して、魅力的に思えた。
それから30年が経過して、すっかり時代も変わって、
メシアンのこの音楽を素直に楽しめるようになったし、
トゥーランガリラ交響曲に現代音楽の難解さはない。
心地よく音楽が膨張されていく感覚とこの壮大さで、
楽しくて仕方なく、いまでは親しみしかないのである。
リッカルド・シャイーが現代音楽の専門家であるという、
そうしたイメージはないのだが、20世紀のその当時に
20世紀の作品を積極的に演奏して、時代を振り返り、
熱心に取り組んでいたのだなと、改めて思わされる。
ベリオやヴァレーズなども聞いて、その鋭い感性に
シャイーは20世紀の音楽に非常に適性があったと
感じるのである。豊かな音響を精妙にコントロールし、
音楽の変化には大胆に対応して、本当に素晴らしい。

DECCA 483 4266

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