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2024年5月 8日 (水)

サイモン・ラトル 20

サー・サイモン・ラトル指揮ロンドン交響楽団で
ラフマニノフの交響曲 第2番 ホ短調 作品27
2019年9月18,19日にロンドンのバービカン・センター。
若い頃のラトルもメリハリを効かせ、シャープな感覚で
鮮やかに聞かせていたが、徹底して音楽を作り込んで、
豊富な材料によって、濃厚な印象を生み出す感覚は、
ここではすっかりなくなっており、音楽は引き締まって、
色彩も抑えられ、渋い感じの演奏に仕上がっている。
でもその一方で、やはりラトルはたっぷりと歌い込み、
この集中力で細部まで緻密に描き込んだ表現であり、
最高のラフマニノフであると感動する。スケルツォの
第2楽章の緊張感から第3楽章ではそれを開放し、
穏やかに聞かせるやり方もあるが、ラトルはそこで、
第3楽章でも強い意思を持続させて、一貫しており、
全4楽章の58分間を強い想いでまとめ上げている。
ひとつの流れが存在して、まとまり感があると思う。

LSO 0851

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