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2024年5月10日 (金)

ニコラス・コロン 1

ニコラス・コロン指揮フィンランド放送交響楽団による
ルトスワフスキの管弦楽のための協奏曲(1950-1954)
2022年4月にヘルシンキ・ミュージック・センター、
クリスティアン・テツラフのヴァイオリンによる
パルティータ(1988)
2022年9月にヘルシンキ・ミュージック・センター、
ノヴェレッテ(1979)
2022年12月にヘルシンキ・ミュージック・センター。
少し前まではルトスワフスキといえば現代音楽だと
そう考えていたのだけど、いまその音楽を聞いても
とても現代音楽とは思えず、楽しいし、気持ちいいし、
頭を使う必要なく、心で感じて魅力的な音楽である。
管弦楽のための協奏曲が特に有名で、他の作品も
よく知られているけれど、管弦楽のための協奏曲は
戦後まもなくに作曲され、1954年の完成というので、
20世紀前半の音楽の流れに乗っているのであろう。
実験的に前衛性を追及する強烈な作風は、どこにも
感じられないのである。極端な不協和音は存在せず、
騒音もなく、難解さもないし、とにかく親しみを感じる。
1979年の管弦楽作品で、ノヴェレッテも同様であり、
独奏ヴァイオリンが加わる1988年のパルティータも
そうである。ムターのための作品として知られている。
ニコラス・コロンも過激な音響を求めることはなくて、
丁寧に音楽を扱い、響きを作り上げ、心を落ち着け、
じっくりとこの音楽を聞くことができる。素晴らしい。

ONDINE ODE1444-2

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