« セミヨン・ビシュコフ 27 | トップページ | フランク・ペーター・ツィンマーマン 3 »

2025年7月10日 (木)

朝比奈隆 2

朝比奈隆指揮大阪フィルによる
ブルックナーの交響曲 第8番 ハ短調(ハース版)
2001年7月23,25日に東京のサントリーホール。
朝比奈隆によるブルックナーの交響曲を聞いていく。
昔から持っているCDを出して、聞き直してみて、
大阪フィルの2001年の東京公演で、朝比奈隆の
最晩年の演奏で交響曲 第8番の最後の録音だが、
この年の年末に朝比奈隆が亡くなって、その後に
発売されたCDであったか。その当時、朝比奈隆を
崇拝しているファンは多かったが、ブルックナーでも
ギュンター・ヴァントの演奏を熱心に聞いていたので、
朝比奈隆の追悼記事が出る中、評価の高い演奏で
このCDを買ってみたのである。久しぶりに聞いて、
テンポに勢いもあって、かなり力のこもった表現で
93歳の朝比奈隆の音楽に衰えは感じられない。
最晩年には、引き締めて、削ぎ落された演奏が、
ブルックナーの交響曲で多く聞かれたのである。
大阪フィルには独特の特長と味もあるのだけど、
研き抜かれた感覚というのが足りなくて、どこか
馴染めないところがあるのだが、しかしそれが、
前半で何かザワザワして、まとまらなかったのが、
第3楽章以降は、不思議なぐらいに美しくなって、
神が舞い降りてくるといいたくなるけれど、これが
朝比奈隆のライヴの魅力で、感動するのである。
奇跡を感じるとすれば、こういうことなのであろう。

EXTON OVCL-00061

|

« セミヨン・ビシュコフ 27 | トップページ | フランク・ペーター・ツィンマーマン 3 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« セミヨン・ビシュコフ 27 | トップページ | フランク・ペーター・ツィンマーマン 3 »