2019年9月10日 (火)

柳家小ゑん「悲しみのぐつぐつ」

謝楽祭で買ってきた小ゑん師匠の最新盤。
「鉄千早」(2019年4月21日 落語ハンダ付け)
「悲しみのぐつぐつ」(2016年5月13日 池袋)
「鉄」シリーズだが、「鉄寝床」とこの「鉄千早」は、
古典の元の噺を知っていると面白いのを越えて、
すっかり感心してしまう。今年の春の録音なので
新しい話題が入っている気がするのだけど、
私が聞いたのって、「試作品」の終わりの頃か。
でも冒頭の「噺家の知ったかぶり」のマクラとか、
よく覚えていて、やっぱり衝撃だったのかと。
「悲しみのぐつぐつ」は黒門亭で聞いたと思うが、
こちらもお馴染みの「ぐつぐつ」を知っていると
実にいい。圓丈師匠との「にゅ」でネタ下ろしと
解説にあるけれど、この悲しみの空気感って、
圓丈師匠の「悲しみは埼玉に向けて」などに
通じているのか?それはふと思っただけで。
噺家を描くストーリーって、そうはないけれど、
ちょっと自虐的でそこに悲しみがあっていい。

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2019年9月 8日 (日)

落語協会 謝楽祭2019

今年も落語協会の謝楽祭に行ってきた。

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目的は小ゑん師匠の新しいCDを買うためで、
湯島天神に着くとすぐに師匠の元へ直行。


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昼前に暗くなって、雨が降ってきてしまったが、
しばらくするとまた晴れてきて、すると
蒸し暑く、
和助さんが太神楽を披露していて、楽しい。


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湯島天神の鳥居のまわりも大混雑。

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2018年9月11日 (火)

柳家小ゑん「長い夜・改II」

謝楽祭で買ってきた小ゑん師匠の最新盤。
「長い夜・改II」(2018年6月4日 鈴本昼席主任)
「フィッ!」(2018年6月24日 ギャラリー伊勢元)
こちらも今年で、それも最近の高座からの二席だ。
鈴本の6月上席で小ゑん師匠がトリの寄席の日。
「長い夜」は私のお気に入りでCD化を待っていた。
試作品とか黒門亭で聞いたことがあったのだけど、
最初のときにすぐにはまったのがファミレス風景で
しかし何度か聞いて、慣れてくるとすべての場面で
細部にまで作り込まれていて、言葉遊びで最高。
「長い夜」は大好きである。1984年の作だそうで
現在が「改II」だが、昔のは、どんななのだろう。
その時代の話題が入るので、そこに興味が行く。
「フィッ!」も以前からお気に入りだった。これは
1984年の実験落語会、圓丈師匠の作で、それを
1994年に小ゑん師匠が改作したと解説にある。
奇妙な世界に紛れ込むのは圓丈風な印象だけど
噺の仕上がりはすっかり小ゑんワールドである。
「稲葉さんの大冒険」とか、「燃えよジジババ」、
それに「グリコ少年」も小ゑん師匠で聞いていて、
圓丈師匠の噺を小ゑん師匠で聞くのも魅力的。

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2018年9月10日 (月)

柳家小ゑん「銀河の恋の物語」

謝楽祭で買ってきた小ゑん師匠の最新盤。
「すて奥」(2018年6月9日 鈴本昼席主任)
「銀河の恋の物語」(2018年7月7日 黒門亭)
どちらも今年でつい最近の録音。6月上席の
小ゑん師匠がトリのときの鈴本の「すて奥」だ。
解説を読むと1998年にネタ下ろしされたらしい。
ラジオデイズで配信の武蔵小山での録音を
持っているのだが、そちらは2008年10月で
するとネタ下ろしから10年後、そして今回のが
また10年が過ぎたことになる。2008年の方も
私は好きなのだけど、聞いてみるとこちらは、
雰囲気が少し違っていて、それは鈴本の録音で
寄席の空気が伝わってくるので、そこが魅力的。
そしてまさに七夕の日の「銀河の恋の物語」で、
ズバリだな!って、ちょっとした奇跡のような、
こういうチャンスはめったに巡り合わないけれど、
やはり黒門亭の小ゑん師匠は、ますます素敵。
こちらも解説によるとあの伝説の実験落語会で
1985年にネタ下ろしされたとある。同じく、
ラジオデイズで配信の「無限落語」の録音を
持っているのだが、そちらは2009年8月で
それから10年弱が経っているが、この噺の
注目点は、今年の話題のネタが入っていて、
いま聞くと旬のネタということだし、後に聞いて、
2018年のニュースが録音に残るのである。
「長い夜」もそうだけど、こういうのって好き。

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2018年9月 9日 (日)

謝楽祭 2018

今年も落語協会の謝楽祭に行ってきた。

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復興支援の富くじ。ぼたんさんとたけ平さんが司会。
左に寺社奉行(?)の正蔵さん。林家の富興行だ。

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小満ん師匠と小ゑん師匠にサインをいただいて、
いつの間にか撮ってくれていて、うれしく、感謝。

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2017年12月 6日 (水)

三遊亭圓生 「文七元結」

圓生師匠の「文七元結」の実況録音があって、
54分弱の高座なのだが、いろいろ調べてみると
どうも落語研究会の録音であるらしいことがわかった。
もしそれが正しければ、第92回で1975年10月29日、
圓生百席の収録が翌年の1976年6月15日のことで
マクラから噺への入り方がよく似ている。名人のマクラ。
圓生師匠の「文七元結」は、先代の圓生の型を継承か?
冒頭、長兵衛が帰ってきて、お久がいないと騒ぎになり、
「日陰の豆もはじける時分にははじけるの喩」のところで
お久が先のおかみさんの子で義理の関係とわかるけど、
もう一方の設定で「男のとこにでも行った」という長兵衛に
おかみさんが「私の子だよ」「俺の分だけさっ引いとけ」で
実の子の設定で、そのやりとりの方が、私は好きである。

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2017年9月 5日 (火)

柳家小ゑん千一夜 Vol.9

日曜日の謝楽祭で買ってきた小ゑん師匠の最新盤。
昨日に続いて「柳家小ゑん千一夜 Vol.9」を聞いている。
2016年10月18日に黒門亭 第2部での「鉄寝床」、
そして2017年5月7日の黒門亭 第1部の「吉田課長」。
私は小ゑん師匠の「鉄寝床」が大好きで、待ちかねたぁ。
いわずと知れた「寝床」だが、鉄分が増しているのである。
黒門亭での録音で、つまりそこは黒門町だが、といえば、
八代目の桂文楽!文楽師匠の「寝床」が根底にあって、
忠実に古典落語を踏襲しながら、見事にすっかり「鉄」、
あまりの完璧さに聞き惚れてしまう。これは本当に凄い。
「吉田課長」は今年のGWでの新作落語特集のもので、
新作台本コンクールでの入選作品、森黒土作とある。
この日は行けなかったので、聞くのははじめて、嬉しい。
二席とも本当に面白くて、隙なく、笑いっぱなしである。

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2017年9月 4日 (月)

柳家小ゑん千一夜 Vol.8

昨日の謝楽祭で買ってきた小ゑん師匠の最新盤。
二枚のうち「柳家小ゑん千一夜 Vol.8」を聞いている。
2016年5月16日に池袋演芸場昼席での「ぐつぐつ」、
そして2016年6月19日にお江戸日本橋亭で行われた
「落語会にゅ」での「牡丹燈籠42.195㎞」の二席を収録。
ラジオデイズの「ぐつぐつ」をずっと聞いてきたのだが、
今回は池袋で昼のトリのときの録音、寄席の空気だ。
そして「牡丹燈籠42.195㎞」も試作品のときの録音が
ラジオデイズで配信されていたのだが、今回の音源は
昨年の「にゅ」のときのもので、聞いてみるといろいろ
バージョンアップされている。マニアックなことをいうと
同じ噺でもいくつも集めたいのである。比較していると
嫌がられてしまいそうだけど、時代によってクスグリも
様々に変化していくものなので。その点で「長い夜」が
聞きたい。最近は「長い夜・改II」だったか、時事ネタが
すぐに古くなってしまうので、特に録音は出しにくいかと
思うのだけど、当時を振り返りつつというのも味わいだ。
明日は「柳家小ゑん千一夜 Vol.9」を聞きたいと思う。

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2017年9月 3日 (日)

謝楽祭 2017

今年も落語協会の謝楽祭へ。湯島天神にて。

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たいへんな混雑である。今日は涼しかったが、
ここだけはものすごい暑さで、汗が流れた。
早速、小ゑん師匠の新しいCDを買いに行って、
今日の目的は達成!明日から聞こうと思う。

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きく麿さんと和助さんによる茶番劇のステージ。
お馴染みの「忠臣蔵」五段目、山崎街道の場面。

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与市兵衛はきく麿さんで、加山雄三のものまね中。

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もっと年寄りっぽく…という和助さんの注文に
「加山雄三は80歳だよ、おじいさんだよ…」という
「80歳だけど、元気すぎ」というやり取りは笑えた。

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夜の山道、暗闘(だんまり)の演技でスローモーション。

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2017年8月 8日 (火)

柳家小さん 「船徳」

夏の噺を聞きたくて、五代目小さん師匠の
「ちりとてちん」と「船徳」を今日は聞いている。
落語研究会で昭和59年から60年の高座である。
小さん師匠の他の録音でこれらの噺は聞いてきたが、
落語研究会ならば本寸法だろうと改めて聞いてみると
今日の柳家の噺家さんたちが演っている「船徳」は、
基本的にみな、小さん師匠の型だと思うのだけど、
少し違いがあって、女中さんが河岸の若い衆を呼んで、
親方の小言だろうと「何をやった」「何をやった」って
事前に白状してから親方の前に出るのだが、そこがない。
いろいろ罪状を報告して、「ちっとも知らなかった」となる。
四万六千日、徳さんが客を乗せ、はじめて船を出すと
「おじさ~ん!」「徳さん、一人かい?大丈夫かい?」
このおじさんは、「竹屋のおじさん」で出てくることも
多いと思うのだが、小さん師匠は「竹屋」はなかった。
大川(隅田川)の「竹屋の渡し」「竹屋河岸」のことだと
山谷堀と向島を結ぶ渡しである。「竹屋のおじさん」は、
黒門町の文楽師匠が若いときに音曲師の噺家が、
時間をつなぐのに「船徳」を演じているのを聞いて、
そこで「竹屋のおじさ~ん」が出て、あまりによくて、
文楽師匠も入れるようになった…と、小満ん師匠に
お聞きしたことがある。「船徳」では、観音様に参詣で
蔵前通りの混雑、暑い最中、埃っぽいのを避けたいと
柳橋の船宿から山谷堀まで船で移動しようとしている。

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