2009年10月25日 (日)

落語につぶやき 7 ~湯屋番

落語協会配信のインターネット落語会(10月下席)
新宿末広亭の9月中席からの三席。

古今亭志ん橋:熊の皮
春風亭一朝:湯屋番
五街道雲助:持参金


志ん橋師匠の「熊の皮」だ!って早速聞いてみたのだが、
「志ん橋・一朝・雲助」なんて、何て魅力的な顔付けなのでしょう。
ここでちょっと一朝師匠の「湯屋番」を聞いて、ひとつ考察。
今まであまり気にしていなかったのだけど、最近は注意深く!
勘当の若旦那がお湯屋に奉公に行くけれど、
若旦那が自分で務めたい湯屋を探してくるバージョンと
大工熊の親方が店を紹介する場合とあって、
一朝師匠は親方が知り合いの湯屋を紹介するのだが、
「日本橋の槙町の奴湯」だそうである。「槙町」でいいのかな?
江戸時代の地図を調べてみたのだが、
上槙町、富槙町、南槙町、下槙町という地名が見つかり、
そのどこかなのだろうか?とするならば…
現在の日本橋2丁目か八重洲1丁目の周辺のようで
東京駅の八重洲口である。というのでいいのだろうか?
Yahoo!動画から最近GyaO!に変わったけれど
インターネット落語会のアーカイブスで
菊志んさんの「湯屋番」を聞いてみたのだが、
「日本橋の奴湯」という表現がされている。
どこの町か?まではないけれど、やっぱり日本橋。
「湯屋番」の若旦那は日本橋の湯屋にいた!

大工の熊さんが神田竪大工町に住んでいたかはわからないけれど
神田の周辺にいたとすると日本橋の湯屋と知り合いというのも
うなずける!ちょうどいい位置関係と距離感だ。これは蛇足。

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2009年10月17日 (土)

落語につぶやき 6 ~百川

どうも「百川」の料亭百川楼のイメージが違っているみたいで…
荒っぽい河岸の若い衆が祭りの相談に来ていて、お声がかかると
女中さんはみんな髪をほどいてしまっているので、みっともないというので
今日来たばかりの百兵衛さんが二階へとんとんとん…って上がっていって
その辺の印象だとごく普通の料理屋さんで庶民的な…あまり広くもなく…
しかし実際の料亭百川楼というのは、超高級料亭だったらしく…

その百川楼があったのは、正確な位置はわからないのだが
浮世小路の福徳神社の周辺らしいとのことで
すると現在の銀座線三越前駅のA6出口のそばになるのだが、
その百兵衛さんが河岸の若い衆から用事を言い付けられて
長谷川町の三光新道の歌女文字さんを呼びに行く。
この三光新道がどこかというと人形町の駅のそば。
落語では場所の移動は一瞬に済んでしまうのだが、
実際に三越前から人形町まで歩いたら結構かかる。
急いでも片道15分はかかるのではないか!20分かかるかも。
百兵衛さんはまだ道に不案内で迷いながら行ったら…どれくらいかかる?
当時は新材木町の横に川が流れていたので、橋も渡って行った。
百兵衛さんが苦労しながら歩いている姿を想像するとさらに面白く、
この辺を具体的に考えてみると噺の中に入っていけそう。

長谷川町の新道は、「天災」を聞いていても出てきて
心学の先生で紅羅坊名丸のところを八五郎が訪ねる。
八五郎の住んでいる長屋がどこなのか?
どこをどう通って行ったのかは分からないけれど、
でも人形町のこの辺をうろうろしていたわけだ。

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2008年12月11日 (木)

落語につぶやき 5

落語を知ると「古典」と「新作」がある
ということを最初に知るのだが、
じゃあ、そういうふうに分けている基準って何?
どこまでが「古典」でどこからが「新作」なの?という…
それは実に難しい問題。正直わからない。
わからない理由を考えてみたいと思う。
これはあくまでも素人の感想ですので、
「自分と考え方が違う」と思っても文句はいわないでください。

理由1 時代では区切れない
「江戸時代の話が古典じゃないの?」という人がいるみたいだけど、
それは成り立たないかな…と私は思う。
イメージはよくわかるのだけど。
落語というと八つぁん、熊さん、御隠居さん登場の長屋噺、
吉原が舞台の廓噺、お店(たな)の噺、侍が登場する噺…。
それらをすぐに思い浮かべるので。

でも例えば、交通手段をテーマに考えれば、
駕籠が出てくる「蜘蛛駕籠」、幕末の噺で「蔵前駕籠」、
馬で旅をする「三人旅」、この辺はいかにも江戸時代。
しかし「反対俥」は人力車でもうちょっと後の時代。
明治・大正の頃に盛んに利用されたとある。

昔は庶民の間では読み書きのできない人がたくさんいた。
字が読めなくって、「何屋だ?」というところからはじまる「提灯屋」。
あと同じく読めなくって、手紙を代わりに読んでもらう「手紙無筆」。
この辺はいかにも江戸時代かな?という印象。
しかし一方で「代書屋」。字が書けないので
代わりに代書屋さんに履歴書を書いてもらうのだけど、
ここでの爆笑やり取りには、昭和のネタがたくさん盛り込まれている。

ということで「江戸時代だから古典」というのは無理…
(つづく)

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2008年12月 1日 (月)

落語につぶやき 4

落語協会のインターネット落語会 12月上席に
林家ぼたんさん登場!早速アクセス!
http://www.so-net.ne.jp/minnanotv/rakugo/

ぼたんさん、いいですよ!「子ほめ」です。
正直書くけど、このところどこに行っても「子ほめ」、
なんてのは、何を偉そうに!大袈裟ですが、
落語百選でも菊之丞さんの「子ほめ」を見ましたし、
11月もまめ平くんで2回も「子ほめ」聞いて、
昨日も「子ほめ」聞いてきたばかりなんですから…
「子ほめ」はもうしばらくいい…って
でもぼたんさんだからすぐに聞きました!
それが楽しくって、うれしくって、喜んじゃってるんですから
落語とは奥が深い…もちろんぼたんさんの魅力です。
噺を聞いているんですが、そこからあふれ出てくる
ぼたんさんのお人柄を感じて、同じ噺で同じ筋でも
全く違って、明るい気持ちに元気をもらえます。

とはいっても、まめ平くんの2回の「子ほめ」で
昨日はずいぶん笑わしてもらったな。
まめ平版「みそ豆」と「子ほめ」は精通しました。
今度は他の噺を聞かせて!がんばって!

ぼたんさんの「子ほめ」、菊志んさんの「目黒のさんま」、
そして正朝師匠の「替り目」が見られるのは、
12月10日までです。みなさん、お急ぎください!

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2008年11月29日 (土)

落語につぶやき 3

くだらない話。ものすごくくだらないのですが…
かなり昔、十代目金原亭馬生さんを聞きはじめて、
十代目は志ん生さんのご長男で、すごくいいなあ~って、
そんなことを感じていたのですが、ある日たまたま
「金原」という表札の家の前を通って、
そうしたら頭に浮かんだのが、この家「キンゲンテイ」!
普通どう考えても常識的に、住んでいる人は「カネハラ」さん。
この頃から落語頭脳に切り換わりはじめたのか?

最近、週に一度か二度、現場(工事中の住宅)に行くときに
環状2号線という道を通っていくのだが、
東戸塚を過ぎて、上永谷の手前に「柳橋」という交差点があって、
その標識を見るたびに私の中では「リュウキョウ」!
誰がどう考えても「ヤナギバシ」です。

そして今日、「柳橋」さんという家を見つけた。
その表札を見て、「リュウキョウ」と私はつぶやく。

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2008年11月26日 (水)

落語につぶやき 2

喬太郎さんがマクラの中でいろんな噺家の名前を紹介してくれる。
大師匠の方々、同世代の仲間たち、そして最近流行りの若手まで。
喬太郎さんを聞きに行って、リレー落語のような展開を作り出した
橘家文左衛門さんにはまった。「千早振る」にて。
そして喬太郎さんの口からよく出る同期の入船亭扇辰さん。
勧められるのでラジオデイズでダウンロードしてみた。
やっぱりはまった。最高です。「ねずみ」にて。
私は柳家さん弥さんが大好きで応援しているのだけど
喬太郎さんのCDで同じくマクラの中で
その日の前座の「さん角」さんが紹介されて、
「さん角」って誰?ということで
さん弥さんのことは前から知っていた。
それで本物を聞くとすでに喬太郎さんから
いろいろな先入観を植え付けられているので
自然な成り行きではまってしまうのである。

マクラでいろいろな名前が出てきても
知らないと笑えない。でも少しでも知ると広がる。
面白くって面白くって、爆笑になるのである。

喬太郎さんが「初音の鼓」で「お宝」に関するマクラで
圓丈師匠に六代目圓生さんの生原稿を見せてもらいに行ったところ
「俺の宝は九台目のパソコンだよ」って、六代目が九台目に負けた!
その話、私は異常にツボにはまってしまった。
圓丈さんを聞きまくっているわけではないのだけれど、
圓丈ワールドは好きなので、師匠のパソコン好きは知っていた。
少しだけその人に興味をもって、知りたいと思うと
笑いの幅はぐっと広がり、大爆笑になるのである!

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2008年11月25日 (火)

落語につぶやき 1

実は少し前まで落語は昔の名人の録音で聞いていた。
志ん生の「火焔太鼓」、圓生の「茶の湯」、
三木助の「芝浜」、可楽の「らくだ」、金馬の「薮入り」、…
正蔵の「中村仲蔵」、正蔵といっても彦六の正蔵師匠です。
そういう中、現役の噺家でずっと好きなのが柳家喬太郎さん。
喬太郎さんが出る落語会には出かけていた。
するとそこには、いろんな魅力的な噺家さんがいる。
目の前に人がいるのだから、好みもあって、
好き嫌いはあるけれど(嫌いな落語家っていませんが)、
知れば知るほど、興味は広がり、
近頃、急速に寄席通いにはまってしまった。
落語って、純粋に噺を楽しんでいる人も多いと思うので、
噺家を聞いて喜んでいるのは違うって
いわれてしまうかもしれないけれど、
人の口から噺が語られるので
その人に興味をもってしまうことは、
私には止められない。

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