2017年10月16日 (月)

小満ん語録~左平次

来月の柳家小満んの会の案内ハガキが届き、
「居残り佐平次」にちなんでの師匠の一言だが、
「左平次」とは、出しゃばり、さしで口、おせっかい、
また、さしで口をきく人、おべんちゃらを言う人、
というので使われるそうである。歌舞伎の台詞に
こういうのがある。「いらざる家老の左平次にて」
「居残り」とは、金が払えず止め置かれることだが、
「居残り佐平次」の左平次(落語では佐平次)に
そんな意味があったとは、ちっとも知らなかった。

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2017年7月17日 (月)

小満ん語録~霍乱

先日の小満んの会での「寝床」にちなんだ
小満ん師匠の一句より「霍乱」という言葉で
読みは「かくらん」、意味は「日射病」とある。
漢方にある言葉で、夏場の激しい吐き気、
下痢などを伴う急性の病気と解説されている。
最近でいうと「熱中症」といったところか。

「どうした、顔色が悪いじゃねえか、熱中症かい?」
「そうじゃねえんだよ、昨日の晩は、
旦那の義太夫の会があったのよ」
「それはいけねえや、おめえ、大丈夫か?」

「鬼の霍乱」で使われているけれど、
病気をしたことのない人を鬼に例えて、
鬼が霍乱で患っているようだ…という
そうした意味で使われる。夏の季語。

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2014年12月10日 (水)

小満ん語録~掛乞

またも勉強だが、「掛乞」という言葉があるそうで
その読みは「かけごい」である。「掛け」と「乞う」で
すると何となくわかってくるけれど、その意味は、
節季に掛け売りの代金を取り立てること。
またその人…とある。大晦日の掛取りだ。
季語としては、冬というより「暮」らしい。
掛け商売は江戸に限ったことではないけれど、
今はあまり馴染みがない。この年末に季語として
「掛乞」が登場するのも落語ならではの情景で
今回は「言訳座頭」にちなんでのことである。

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2014年12月 9日 (火)

小満ん語録~年用意

「年用意」という言葉があるそうだ。また勉強。
棚卸しで聞いてきた「陸奥間違い」にちなんでだが、
字を見ても推測できるのだけど、新年を迎える準備で
年末の大掃除、門松、注連縄、鏡餅の床飾り、
正月料理の準備に至るまで、これらは年用意である。
ということで、もちろん季語としては、冬なのだが、
落語の年末風景で考えると、大晦日の掛取りで
借金の支払いも年用意といえるのだろうか。
無事に借金が払えれば、晴れ晴れとした気持ちで
新年を迎えられるのである。あと「富久」を思い出すと
大神宮様のお宮をきれいに掃除して、古い御札は
お祓いをしてもらい、新しい御札をいただくとか。

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2014年11月17日 (月)

小満ん語録~懐手

懐手…寒いので、袖に手を通さずに懐へ
冬を表しているのだが、ここで思い出すのが、
先日の「文七元結」である。夜の吾妻橋の情景。
江戸の噺なので、「大川橋」と付け加えられていた。
女房の着物を取り上げた八つ口の開いた女物を着て、
暮れの寒さともうひとつ、懐手の理由は五十両の金。

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2014年10月10日 (金)

小満ん語録~アメリカン

小満ん師匠は喫茶店に入るといつも
アメリカンのコーヒーを注文されるのだが、
どうしてかな?と思っていたら…その答えは、
番茶を飲むように味わいたいそうなのである。
なるほど!そういわれるとわかる気がする。
また最近のコーヒーは、みんな濃いそうで、
昔ながらの味わいがお好みのようでもある。

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2014年9月17日 (水)

小満ん語録~更待月

師匠の句にあった「更待月」について、調べてみたい。
字の通りだと、夜が更けるのを待って見る月ということか。
俳句では、陰暦八月二十日の月であり、秋の季語とある。
旧暦八月十五日の中秋の名月が、9月8日だったのだが、
つまり小満んの会の9月13日は、旧暦八月二十日であり、
更待の月の盃…とは、更待月の夜に聞いた「試し酒」である。

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2014年8月28日 (木)

小満ん語録~葛西舟

「汲みたて」に出てくる肥舟の話題に関係して
いい話を教えていただいたので、(汚いが…)
少しだけご紹介したい。知っておくと「うん」が付く。
江戸ができたときから…城内に糞尿が溜まるので、
それを一手に引き受けて、舟で運び出していたのが、
葛西権四郎という人だった。糞尿は肥料となるので
お百姓のところへ運べば、金になる。儲かるのだ。
つまりその肥舟のことを葛西舟と呼んでいた。
各大名屋敷や普通の町内からも糞尿は出るので、
汚穢屋さんが汲み取り、代わりに野菜物を届ける。
しかし江戸の後期には、現金取引になったそうだ。
そこで、落語に出てくる長屋のことを考えてみると
共同便所であり、野菜にしても…お金にしても…
それはすべて、大家さんのものとなる。長屋の連中が
憚りで糞をたれると…大家さんの懐に金が入る。
それで乱暴な江戸っ子が、因業大家に悪態をつくと
この糞ったれ大家!糞たれてやらねえぞ!
となるわけで…長屋の共同便所を使わないと
大家さんに金が落ちないのである。なるほど。

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2014年8月23日 (土)

小満ん語録~麦藁蛇

「有馬のおふじ」に関連した話題だが、
駒込の浅間神社で御祭礼に売られている麦藁蛇。
6月30日から7月1日にかけて、山開きが祭礼だが、
江戸の頃に疫病が発生して、しかし麦藁蛇を買った家は、
病気にかからなかったことで、大評判となったそうである。
疫病が伝染するのは、水からであり、つまりは井戸水。
それが明治になると水道が普及し、蛇口に麦藁蛇を
疫病除けのお守りとして引っ掛けるようになったとか。
蛇口に蛇を飾るのだから、それはちょうどいい!という。

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2014年7月22日 (火)

小満ん語録~下駄の歯入屋

小満ん師匠に教えていただいた話。
下駄の歯入屋さんの売り声というのが、
でい、でい、という。歯入屋さんは修理ならば、
売り声とはいわないのかもしれないが、
そこで「猫久」である。お侍の真似をして大失敗。
でい、でい、ここへでい!…前へ出ろって。
するとおかみさん、雪駄の直し屋だね。
そういうこと。「猫久」を聞く際のご参考に。

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