2016年2月19日 (金)

うめ婆行状記(二十八)~土用

朝日新聞の夕刊に連載されている
「うめ婆行状記」(宇江佐真理遺作)を
読んでいる。毎日、楽しみにしている。

(二十八)より「土用のうめ」
夏の土用は立秋の前の十八日間を指し、
一年中で最も暑い時季だ。江戸の町々には
鰻を焼く香ばしい匂いが立ち込めていた。

現在は夏の土用の鰻というと七月下旬で
これから暑い夏を迎えるのに鰻を食べて、
スタミナを付けて乗り越えよう!という感じだが、
一方で江戸時代の旧暦の土用を考えてみると
今でいえば九月のはじめであり、夏バテの体に
鰻で滋養を付ける…という感じだったのかも。

今日でも鰻は値が張るのだが、江戸時代には
まだ養殖は行われていなかったので、川で獲れる
天然ものしかなく、さらに貴重であったはずである。
その鰻を香ばしく焼いて、匂いで食欲も出ただろうし、
食も進んで、元気が出たはず。鰻を食べたらもう秋。

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2014年9月12日 (金)

日本のしきたり~重陽の節句

「鳩居堂の日本のしきたり豆知識」より「重陽の節句」。
9月9日は、重陽の節句である。五節句のうちでは、
一番馴染みのないのが、この重陽だが、菊の節句とも。
中国の陰陽説では、奇数を陽とし、陽の究極で九が重なる…
この日はたいへんにおめでたいと…それで「重陽」なのだ。
こちらも旧暦なので、菊はこれからだが、九月は菊の季節。

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日本のしきたり~お月見

「鳩居堂の日本のしきたり豆知識」より「お月見」。
9月8日だったので、少し過ぎてしまったが、復習。
旧暦の八月十五日の満月を中秋の名月、十五夜といい、
「お月見」といえば、この満月を指す…ということである。
旧暦の頃には、月の満ち欠けによって、月日を知り、
それに従って農業を行ってきた日本人にとっては、
十五夜は収穫の感謝祭でもあった。芋の収穫期であり、
「芋名月」とも呼ばれていたとか。秋の澄んだ夜空の下、
すすきや団子、芋などを飾り、酒宴を楽しむ風雅な習慣。
どうも今年は天気に恵まれない九月ではあるのだが。

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2014年7月 7日 (月)

日本のしきたり~七夕

「鳩居堂の日本のしきたり豆知識」より「七夕」。
梅雨の最中で、曇り空の七夕だが、こちらも旧暦なので
本来はひと月半ほど先のことであり、天の川も八月である。
でもせっかくなので、七夕について調べてみることにして、
七夕とは、七月七日の夜という意味でシチセキとも読む。
平安時代には、里芋の葉に付いた夜露を集め、墨をすり、
梶の葉に願い事を書くという行事も行われていたようだ。
そして重要なのは、お盆の前に穢れを洗い清めるために、
七夕の日に髪を洗ったり、子供や牛、馬に水浴びをさせる、
また仏壇や硯を洗うなどの風習も行われていたのである。

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2014年3月 3日 (月)

日本のしきたり~桃の節句

「鳩居堂の日本のしきたり豆知識」より「桃の節句」。
ここでは「節句」について、今日では、桃の節句と
五月の端午の節句で知られているけれど、
本来は五節句といって、一月七日の「人日(じんじつ)」、
三月三日の「上巳(じょうし)」、五月五日の「端午」、
七月七日の「七夕(しちせき)」、九月九日の「重陽(ちょうよう)」
これらの五つをいうのである。桃の節句の「上巳」とは、
旧暦三月の「上旬の巳の日」のことであり、魏の時代の中国では、
三月三日を上巳として、川で身を清め、不浄を祓う習慣があった。
日本に伝わってからは、紙の人形を川や海に流して、祓いを行い、
現在に伝わる流し雛は、平安時代の原型をとどめている。
紙の人形が雛人形へと形を変え、江戸時代には庶民の間でも
女の子の健やかな成長を願う行事として、広く親しまれていた。

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2014年2月 3日 (月)

日本のしきたり~節分

「鳩居堂の日本のしきたり豆知識」より「節分」。
読んでみると…これがまた勉強になる。面白い。
節分とは、元々は、立春、立夏、立秋、立冬、
四季の分かれ目の前日を意味する言葉だった。
立春が一年で最初に訪れる節目であり、
新たな年のはじまりとも考えられていた。
家の入口に柊の枝に鰯の頭を刺したものを差すのは、
柊の葉のトゲと鰯の悪臭で疫鬼を追い払うとか。

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2013年12月21日 (土)

日本のしきたり~お年玉

「鳩居堂の日本のしきたり豆知識」より「お年玉」。
三方の上に半紙や奉書紙を敷き、裏白というシダの葉を
白い面を表にして餅をのせ、橙、昆布、紙垂などを飾る鏡餅。
鏡餅は歳神様へのお供えであり、神様が宿ると考えられている。
古くは、歳神様にお供えしたお餅を奉公人や子供たち、
目下の人に分け与えるものを「お年玉」と呼んだのであった。
お供え餅には霊力があり、賜るという意味が込められている。
ポチ袋にお金を入れて渡すようになったのは、明治以降のことか?

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2013年12月13日 (金)

鳩居堂の日本のしきたり

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今朝、たまたま新聞の書籍広告に見つけて、
これは面白そうだと…早速、買ってきた。
「鳩居堂の日本のしきたり豆知識」
(監修)鳩居堂 マガジンハウス1,575円(税込)
季節の歳事にはじまり、祝いごと、弔いごと、
人生の節目、贈答の心、手紙、たよりなど。
様々な行事やそのしきたり、歴史を学びつつ、
そこに込められた日本人の心が語られている。
最初の方で、「干支」「お正月飾り」などを
読んでみたのだが、これは楽しい!

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