2015年6月18日 (木)

バイロイト音楽祭1968

1968年のバイロイト音楽祭からカール・ベームの指揮で
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」を聞いている。
1968年7月25日にバイロイト祝祭劇場におけるライブ録音。
今日は第3幕の後半で、有名な歌合戦の場面である。
ずっとベーム独特の硬質な響きを聞かせてきたのだが、
ここに来て、バイロイト祝祭管弦楽団の音がしなやかに
角の取れた豊かな音色となって、その深みには圧倒された。
なんて感動的な演奏なのだろう。もちろん格調高い音作りは、
そのままで、テオ・アダムの凛としたザックスもぴったりである。
ちなみにこの1968年の記録を調べてみたら、カール・ベームは
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」と「トリスタンとイゾルデ」を
二公演ずつ指揮しており、ロリン・マゼールが「指環」を、そして
ピエール・ブーレーズが「パルジファル」という、なんて凄い顔ぶれ。
まあ、当時はマゼールもブーレーズも若かったと思うのだけど。
これだけ素晴らしい録音が残されているのだから、他の公演も
世に出してくれないものだろうか。権利の問題や上演の完成度も
いろいろ難題も多いのだろうけど、ファンとしては、聞いてみたくて
とにかく関心は尽きないのである。しかし50年前と思うと驚きだ。

ORFEO C 753 084 L

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2015年6月17日 (水)

バイロイト音楽祭1968

1968年のバイロイト音楽祭からカール・ベームの指揮で
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」を聞いている。
1968年7月25日にバイロイト祝祭劇場におけるライブ録音。
今日は第3幕の前半だが、後半に向かうにつれ、ますます
素晴らしい音色に感動する。第1幕では、ちょっと激しく、
豪快過ぎる印象もあった。それに対して、第2幕以降は、
精妙で緻密な部分を的確に表現するベームの指揮が、
確信に満ちていて、こんなにも説得力のある演奏はない。
ザックスに歌を披露して、相談に乗ってもらうワルターだが、
ワルデマール・クメントの歌がたっぷり聞けて、感動的だ。
その直後、ベックメッサーが歌を盗みにやってくるのだけど、
するとベームの指揮が一転して、きびきびと厳しさを増し、
こういうところの転換の鮮やかさは、他では聞いたことがない。
続いて、エヴァがやってきて、ワルターとの再会が叶うのだが、
その勢いは止まらずに…たたみ掛けるような盛り上げで、
信じがたいような高揚感は、これこそが歴史的な名演という
カール・ベームの本当の凄さというのがここに集約されている。
いいところでCDの交換であり、続きが聞きたくなるけれど、
第3幕の後半で歌合戦の場面は、明日、聞きたいと思う。

ORFEO C 753 084 L

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2015年6月16日 (火)

バイロイト音楽祭1968

1968年のバイロイト音楽祭からカール・ベームの指揮で
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」を聞いている。
1968年7月25日にバイロイト祝祭劇場におけるライブ録音。
今日は第2幕で、細やかに緻密な音楽となるが、その点でも
より自然体な音色になってきている気がする。そうした中で
登場の歌手たちの歌声も際立って聞こえてくるようになり、
テオ・アダムのハンス・ザックスなど、ああ、この声だって、
実に懐かしい感じ。とはいっても1968年には、まだ私は、
生まれていないので、私の知っているテオ・アダムの声は、
この二十年後の歌声ということなのだろう。同じくその後に
たいへんお馴染みな存在となるクルト・モルが夜警の役で
登場しており、何ともうれしくなってしまう。実に楽しい時間。
ベームの指揮は主導動機を浮かび上がらせる感じではないが、
やはりシンフォニックである。気持ちいいように引き込まれる。
そして最後の大騒動の場面は、鮮やかな中にも壮大である。

ORFEO C 753 084 L

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2015年6月15日 (月)

バイロイト音楽祭1968

1968年のバイロイト音楽祭からカール・ベームの指揮で
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」を聞いている。
1968年7月25日にバイロイト祝祭劇場におけるライブ録音。
今日は第1幕だが、一枚のCDに収まってしまう快速な演奏であり、
テンポが速いということだけでない、その勢いと迫力に圧倒される。
骨太であり、力強い響き、とにかく豪快な表現で前へと突き進む。
1960年代のバイロイトの音色を堪能できる…というのと、そして
いかにもライブのベームならではであり、独特の空気が漂っている。
音楽が先に鳴り響くバイロイトではあるけれど、歌手に合わせて、
舞台の進行で進めていく…というのが通常だと思うのだが、ここでは
カール・ベームという巨大な存在があり、すべてはベームが中心、
音楽によって、歌手が歌わされている…というような、そんな印象も。
明日は第2幕と今週は順に聞いていきたい。本当に感動的である。

ORFEO C 753 084 L

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2011年4月22日 (金)

バイロイト音楽祭2010

20110422a

バイロイト音楽祭のホームページより
歌劇「ローエングリン」第3幕第3場の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

2010年のバイロイト音楽祭から歌劇「ローエングリン」。
7月25日の公演でアンドリス・ネルソンスの指揮、
演出はハンス・ノイエンフェルス。今日も第3幕である。
第3幕の後半で東方遠征の出陣となると
ブラバントの軍勢(合唱団)はネズミのマスクを取る。
ここで…やっぱりネズミの世界の茶番劇ではなかったのだと
どういう意味付けがあるのだろうか。気になる。

第3幕第3場のローエングリンが自らの素性を語る
長い独唱だが、ヨナス・カウフマンがあまりに素晴らしく…
これまでのところを勢いで大きく歌うことを抑えて
徹底的にバランスをコントロールして、
ここに最大の見せ場をもってきたのかな…と
それぐらいに感動的な歌である。聞かせている。

20110422b

それに対して、最後までオルトルートがはむかってくるが、
ここがまたすごい迫力で圧倒される。
オルトルートは異教徒の魔法使いということだが、
写真のようにヘルリツィウスがまさに魔女的で!

ずっと聞いていたいが、「ローエングリン」はこの辺で。
来月はティーレマン指揮の「ラインの黄金」に進みたいと思う。

CDR670/671/672

「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2011年4月21日 (木)

バイロイト音楽祭2010

20110421a

バイロイト音楽祭のホームページより
歌劇「ローエングリン」第3幕第1場の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

2010年のバイロイト音楽祭から歌劇「ローエングリン」。
7月25日の公演でアンドリス・ネルソンスの指揮、
演出はハンス・ノイエンフェルスである。
今日はいよいよ第3幕を聞きはじめた。
有名な前奏曲から第1場へ幕が開くと
客席がいきなりざわついて、ブーイングが起こるので
やはりノイエンフェルスの演出には何かがあるのだろう。
ここで再びアンドリス・ネルソンスの指揮について、
第1幕の後半や第3幕第1場の有名な結婚行進曲など
どうもオーケストラと合唱がかみ合っていない印象で
リハーサルのときよりも少々ネルソンスが走ったのか…
合唱が付いていけていないようなところがあり、
まあこの辺は初日ゆえで…その後は改善されているだろう。
評価の高いアンドリス・ネルソンスの指揮であるが、
私は以前からの通り、すべてがいいとはいえないのだけど…
しかし繰り返し聞けば聞くほど、音がたいへんに美しくて、
若々しいしなやかな躍動感は最大の武器であるし、
結果的には大成功ということになるのだろうか。

20110421b

第3幕はローエングリンが大活躍なので
ヨナス・カウフマンをたっぷり聞けるという
うれしいところである。録音だとどうも前に出てこないが、
しかしまさに細かいところにまでデリケートに歌っていて
ここに映像があったなら…それは素晴らしいであろう。

CDR670/671/672

「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2011年4月20日 (水)

バイロイト音楽祭2010

20110420a

バイロイト音楽祭のホームページより
歌劇「ローエングリン」第2幕第3場の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

2010年のバイロイト音楽祭から歌劇「ローエングリン」。
7月25日の公演でアンドリス・ネルソンスの指揮、
演出はハンス・ノイエンフェルスである。
今日も第2幕を第1場の途中から聞いている。
第3場の舞台写真で合唱団のメンバーは
人に見えて…ネズミのしっぽが付いていて、
男声合唱も頭の被り物はないが、足がネズミのまま。
どういう意味があるのだろう…興味あり。
しかし正装であり、女性もパーティー衣装というのは、
ローエングリンとエルザの婚礼を祝っているのだと思うが。

20110420b

こちらはローエングリンのいる第5場かと思うが、
エルザとローエングリンの横にいる防護服の男…
無菌室の中にいるような…そんなイメージであるけれど、
研究用マウスの行動を監視しているという感じか。
この前の第4場で…オルトルートであるが、
名前も素性も明かさぬ騎士(ローエングリン)は
魔性に違いないと主張するのだが、その場面での
エヴェリン・ヘルリツィウスがまたすごい迫力で感動だ。

CDR670/671/672

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http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2011年4月19日 (火)

バイロイト音楽祭2010

20110419a

バイロイト音楽祭のホームページより
歌劇「ローエングリン」第2幕第1場の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

2010年のバイロイト音楽祭から歌劇「ローエングリン」。
7月25日の公演でアンドリス・ネルソンスの指揮、
演出はハンス・ノイエンフェルスである。
今日は第2幕を第1場の途中から聞いている。
まずはテルラムントとオルトルートの二重唱。
呪いのこもった不気味な場面で…しかしここが
たまらなく魅力的な聞きどころ。お気に入りである。
テルラムントはハンス・ヨアヒム・ケテルセンで
そしてオルトルートがエヴェリン・ヘルリツィウスという
何とも素晴らしくて、すぐにはまってしまう。
エヴェリン・ヘルリツィウスの圧倒的な存在感。
思わずブリュンヒルデを思い出してしまうが、
オルトルートも新たなはまり役といっていい…感動的だ。

20110419b

第2場へと進むとエルザ(アンネッテ・ダッシュ)が登場で
オルトルートは巧みにエルザをそそのかすのであり…
ローエングリンへの疑惑を引き起こさせる。
映像ではなく…録音での鑑賞ということなのだが、
エヴェリン・ヘルリツィウスがあまりにすごくて…
この迫力に比べるとヨナス・カウフマンがどうも目立たない…
録音には向かない声なのだなと…その点は残念である。
舞台演出上の「ネズミ」の意味も知りたいし、
この「ローエングリン」はぜひ映像を観てみたい!

CDR670/671/672

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http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2011年4月18日 (月)

バイロイト音楽祭2010

20110418a

バイロイト音楽祭のホームページより
歌劇「ローエングリン」第1幕第1場の舞台写真である。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

2010年のバイロイト音楽祭から歌劇「ローエングリン」。
7月25日の公演でアンドリス・ネルソンスの指揮、
ハンス・ノイエンフェルスの新演出による上演である。
今日は第1幕と第2幕の冒頭部分を聞いている。
注目のハンス・ノイエンフェルスの演出だが、
ドイツ国王ハインリヒ一世の出征に際して
集結した土地の貴族たちであるが…ネズミである。
白いネズミと黒いネズミがいるようだが、見た目は恐い。
実験用マウスが飼われている研究室という設定か?
録音は初日の公演なので、第1幕が終わって
ブラボーは恐らくヨナス・カウフマンの追っかけだろうが、
案の定、かなりのブーイングである。恒例ではあるが…
しかしこの演出は、評価としては高いようなので
ネズミたちはバイロイトの聴衆に拒否されたとしても
それなりの説得力があったということなのだろう。
詳しい内容がわからないので…興味ひかれる部分ではある。

20110418b

第1幕第3場でローエングリンが登場で

ヨナス・カウフマンの歌声が聞こえてくる。
これが相変わらずの暗い声で低い声で曇った声という…
しかし生で聞くと声がすごく通るということなので、
どうも録音には向かないのか…なかなか判断が難しい。
でもその存在感は、映像で見たときなど明らかで、
ここでもきっと素晴らしいローエングリンなのだろう。

CDR670/671/672

「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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2011年4月17日 (日)

バイロイト音楽祭2010

20110417

バイロイト音楽祭のホームページより
歌劇「ローエングリン」第1幕への前奏曲で
ローエングリン役のヨナス・カウフマンである。
http://www.bayreuther-festspiele.de/

結局、聞きはじめるのがずいぶん遅れてしまったが、
2010年のバイロイト音楽祭から歌劇「ローエングリン」。
7月25日、音楽祭の開幕公演であり、
ハンス・ノイエンフェルスの新演出による上演である。
今日は第1幕と第2幕の冒頭部分をパソコンに取り込み。
今週、ゆっくり聞いていきたいと思うが、音での鑑賞なので
どうしても気になるアンドリス・ネルソンスの指揮であるが、
流れはいいが、もっと雄弁に語りだすような表現がいいのだけど
まあ、初年度なので、2011年以降の今後に期待するが、
ティーレマンの「ローエングリン」が聞いてみたいと
ふと思ってしまった。一方でネルソンスのこの印象だと
「さまよえるオランダ人」などもきっといいに違いない。

CDR670/671/672

「バイロイト音楽祭」に関する記述はホームページにもございます
http://homepage3.nifty.com/tsukimura/

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